以心伝心 ページ11
｢今度は、隆一さんが私を知ったきっかけ、教えてくださいよ〜！｣
DRAGON｢俺はね、ReoNaさんの『雨に唄えば』を歌ってる動画でAちゃんのことを知って、その後初めてオリジナル曲歌ってた動画見て、推すようになったかな。｣
｢え!? 私の曲も聴いてくださってるんですか!?｣
DRAGON｢うん！最近も聴いてるよ！｣
｢照れますけど、嬉しいです…！ありがとうございます！｣
てことは、私がDRAGONさんを推し始めた時期ぐらいに、DRAGONさんも私を推し始めてくださってたんだな。
推し合うって、こんなに嬉しいことなんだ…
その後も、私もオタクであることから二次元･三次元について語り合ったり、ブレイキンについて教えてもらったりと、たくさんのことを話し合った。
DRAGON｢…うぉっ、もうこんな時間か。｣
｢ほんとですね…もう16時…笑｣
DRAGON｢さすがにそろそろ、店出ますか笑｣
｢そうですね笑｣
店を出ると、少しずつ夕方を迎える青空が広がっていた。
時間が過ぎるのがあっという間に感じられて、少し寂しくなる。
…今日はここでお別れするのかな。
DRAGON｢…Aちゃんは夜は、用事とかご飯とか決まってたりする？｣
｢いえ、特には…隆一さんは？｣
DRAGON｢俺も特には。…じゃあさ、もう少ししたら、一緒にご飯食べに行かない？もう少し話したいし、もう少し一緒にいたくて。ワガママ言ってごめんね笑｣
｢っ！私も、同じこと思ってました！だから、行きたいです！｣
DRAGON｢ほんと？嬉しい…！｣
DRAGONさんも、同じ思いだったと気づくと、また嬉しくなった。
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作者名：キース | 作成日時：2023年8月15日 9時
