オタクに恋は…難しくない？ 【とぅーし】【RAB】

マネージャー ページ2

始まりは、本当に唐突だった。



事務所のスタッフとして就職してからまだ1年も経ってない頃。



事務所を代表するアーティストグループの1人である、アフロと赤のチェックシャツがトレードマークのあの方に、突然お声がけして頂いた。




あつき｢良かったら、俺たちのマネージャーになってくれないかな？｣



｢…へ？｣




思考が止まるとは、こういうことを言うのだろう。



5秒程経って、やっと言葉の意味を理解した。




｢…えっ、へぇぇぇ!? わ、私ですか!?｣



あつき｢そ。ダンスの経験もあって、編集とか撮影上手いって聞いてて。何より、俺らと同じオタクだって聞いたから。｣



｢で、でも…私、スタッフとしてここで働き始めて、まだ1年も経ってないですよ…？ 確かに、RABのことは大好きですし、ダンスもオタ活も好きですが…｣



あつき｢だから一緒にやってほしいんだよ。君と一緒に、最高のRABを作っていきたい。だから…お願いします！｣



｢ふぇっ!? あ、頭上げてください！｣




こんなに熱烈な思いを伝えられたら、答えは一つに決まっている。




｢や、やります！一緒にお仕事、させてください！｣



あつき｢うん！よろしくね！｣

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