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黄side
高「俺らって..やっぱ離れられないんだな」
北「....そりゃぁな。」
高「手術ん時も、いたな」
北「ああ、麻酔の副作用あんな出るなんてびっくりした」
スマートに片手運転なんてして。
高「あぁ!!あれ、やばかったんだよなぁ」
北「やばいを通り過ぎてたよ。目覚ました途端、気持ち悪いとかいってさっ」
高「あははっ、検診もな」
北「顔真っ青だもん。本気で肝が冷えた。」
思い出せば、どれだけ迷惑をかけてきたんだか。
急に申し訳なくなった。
高「めちゃくちゃ迷惑かけたな、ごめんな」
北「なっ...んだよ...べ、つに」
揺れる声音には無視をする。
弱虫で、不器用で優しい俺の片割れだから。
その黒いサングラスの向こう側は、彼の涙で濡れているだろう。
高「今日もありがとうな。」
北「火起こし..たのむからね」
高「もちろん、あと」
北「あと虫も」
高「やっぱりなっ...ひゃはは!!」
北斗はさ..
俺のためにキャンプを計画してくれたんだ。
温泉は入れるけど、俺はあんまし長風呂できなくなってしまったから。
温泉ではない、もうひとつ好きなアウトドアをってことなんだろう。
俺と北斗、ふたりだけのキャンプ。
誰か誘えばいいのにねぇ...笑
ジェシーとか、慎太郎とか、樹、大我も。
高「ほくとさ、」
北「....おれ、ゆーごと2人が良かったの...」
不意をつかれて、びっくりした。
言おうと思ったことを、読まれているみたいだ。
高「ふふっ...そう。俺も。」
やっぱり俺たちは似ていないし、似ようともしないけど。
確実に、双子みたいだ。
✩｡* *｡✩✩｡* *｡✩
リクエストありがとうございました。
@MiKAN__rain
48.＊声帯ポリープ(RED,YELLOW・PINK)→←47.2
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作者名：みかん
| 作成日時：2020年12月8日 0時
