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You side
空に星が浮かぶ頃、俺は門から出た
後ろには、泣いているみんなが俺に手を振ってくれている
みんなグズグズだった
泣くイメージの無いシャークんも泣いていた。
『……本当、ありがたいな。』
俺なんかのために泣いてくれてるんだなんて
あいつらの姿が見えなくなった時、俺は背負っていた荷物をそこら辺の茂みに投げつけた。
＿
『……ふぅ。』
一息ついたのは、森。
と言ってもまだWT国には変わりない
けれども森の深いところまで来たので当分ここらには監視カメラは無いだろう
『……。』
俺は無言でナイフを取りだした。
『…忘れさせてくれ、何もかもを。
俺という存在を。』
そういい、俺は左胸にナイフを突き刺した。
＿
gr side
会議するために招集をかけていると、ロボロが勢いよく部屋に入ってきた
rbr「はぁ、グルッペン、大変、や。これ、みてみ…」
全速力で走ってきたのか、肩で息をしている
tn「…なんや？」
隣にいたトントンも疑問をうかべる
…前よりも、酷い隈をもっていた
渡されたのはUSBメモリ
gr「…。」
パソコンに差し込むと、すぐさま画面が出てきた。
tn「これは…？」
rbr「WT国の監視カメラの映像や。この前ハックしてたんやけど…ここの森の所」
gr「…！A…？」
rbr「せやねんけど、さっきから様子がおかしいんよ。突然荷物をほっぽり出すし、森の方に出口がある訳やないのに奥の方にずんずん進むし…」
tn「…何かやろうとしとるんとちゃうの？」
rbr「そんな軽装でやるもんなん？」
gr「…ロボロ、今すぐこの場にゾムかシャオロンを送れ。」
rbr「え？でも注意されとるやろ、これ以上近づいたらこっちにまで…」
gr「警告なんかどうでもええ。早く行かせろ。…Aの身が危険だ。」
rbr「…あぁもう、どういうことかわからへんけど、後で教えろや！」
そういいロボロはインカムをつけてゾムとシャオロンに繋げた
tn「…どういうことなん？グルさん」
gr「…あいつの自決の傾向だ」
tn「…自決って…」
gr「言うなれば自分から死ぬこと。…あいつは小さい頃から幸せを知らなかった。
影でひっそり、誰にも知られないように、静かに死のうとしていた。
昔も、今もそう。変わらなかった。」
tn「…昔から…不幸だった…？」
gr「…そうだな」
tn「…じゃあ…俺らのしとったことは…」
gr「…。自分で考えろ。他人に答えを求めるな。…こちらでできることをしよう」
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はしばみ@lat(プロフ) - 豆餅さん» 一気読み…！恐縮です。あまり上手くまとまらなかったのでとても嬉しいです…。他作品、更新停止中のもの等チラホラあるので見てってくださいな…！ (2021年5月20日 17時) (
レス) id: f8654c08a0 (このIDを非表示/違反報告)
豆餅 - 一気読みさせて頂きました、なんかもう感情の流出を誰か止めてくださi((( 他作品も回ってこようと思います、素敵な作品をありがとうございました!!!!! (2021年5月20日 12時) (レス) id: 80ea9360ae (このIDを非表示/違反報告)
胃酸先生。【Lat】(プロフ) - 泣いた後って鼻かみたくなりますよね(クソどうでもいい)ありがとうございます、、他シリーズ更新出来ていないのですが頑張っていきたいですね、、！ (2021年3月16日 22時) (レス) id: f8654c08a0 (このIDを非表示/違反報告)
シルク(プロフ) - めっちゃ泣きました…袖がビッチャビチャです← 完結、おめでとうございます！これからも頑張ってください！ (2021年3月16日 22時) (レス) id: af3e15128e (このIDを非表示/違反報告)
BAND(プロフ) - 胃酸先生。【Lat】さん» 了解です！有難うございます！ (2021年1月31日 11時) (レス) id: 72f13c7c12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：檸檬。 | 作成日時：2020年11月5日 21時
