標的175:大空・沢田綱吉 ページ8
キュオオオとモスカの胸部に光が集まる。
2人がクロームを庇い伏せたその時
ーー彼方より、小さくて大きな橙の炎が飛来した。
ドウッーー
放たれた攻撃が、橙の炎の壁にぶつかり燃え尽きる。
山・獄「！？」
犬・千・ク「…？」
相対していたモスカのレーダーに映ったのは、こちらに向けて広げられている黒のグローブ、そしてそれを中心に広がる炎。
ザ「！！ あの炎…！」
弾を出し尽くしたガトリングがカラカラと音を立てて停止し、モスカのレーザーも止まる。
ク「…ボス」
宿った炎を手を握りしめて鎮める。
衝撃で晴れた煙の向こうには、額に炎を灯したツナの姿があった。
了「あれは…」
獄「じゅ…10代目！！」
ザ「来たか。…だが」
ドシュゥッ
ドガガンッ
モスカの背から一斉に弾が大量に放たれ、爆発音が木霊した。
バ「一体どーなっているんだ！？」
ツナに遅れて到着したバジルとリボーンも、予想外の惨状に、驚きを隠せなかった。
リ「モスカの奴、全てを破壊し尽くすつもりみてーだな」
弾を避けつつ、冷静に状況を分析するリボーン。
リ「あの動きは人間じゃねーな。暴走しちまってんのか？」
シュルルル…
モスカは絶え間なく砲撃し続け、その一部がツナへと迫る。
ザ「カスから消えていく。
それに変わりはねえ」
顔に影を落とし、離れたところで地に立つツナを睨むような目で見るXANXUS。
普段のツナからは見れない、冷静に前を見つめていて、しかしどこか悲しげな目が、己に迫る攻撃を見据えていた。
眉間にシワが寄った、その瞬間。
グローブに炎が灯り、ツナの身体が宙へと舞う。
一瞬で弾の間をすり抜けると同時に、炎を靡かせ、全ての弾を撃ち落とした。
レ「な、何ー！？」
山「と…飛んでる！！」
普通ならば不可能であるはずの、人体のみでの飛行。突如その不可能を見せつけられ、レヴィ達は唖然とし、山本達は目を見開いた。
一方のAは、目を細め、モスカの攻撃をいなし続けるツナと、傍観しているXANXUSを見つめていた。
ボウッ
一際強く炎が燃え盛る。
宙にいたツナは右手を顔の左横で手刀のように構えると、モスカに向けて急降下した。
ダッと地面へ着地する音がしたと思えば、既にツナの手にはもぎとられたモスカの左腕。
モスカの左肩から先は無くなり、剥き出しになった配線からはチリチリと電気が漏れていた。
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さらち(プロフ) - れもんぐらすさん» 返信ありがとうございます…！それでも大丈夫です…！お待ちしてます(｡>ㅿ<｡) (2022年8月5日 23時) (
レス) id: 595843cf2a (このIDを非表示/違反報告)
れもんぐらす(プロフ) - さらちさん» コメントありがとうございます。こちら、何年も前に始めた作品故に、今となっては稚拙な所(というか恥ずかしい所)も多く…(^-^; それでももし需要があるのでしたら、色々と大幅なリニューアル、変更箇所があるかもしれませんが、良いでしょうか…？ (2022年7月25日 10時) (レス) id: c8d1ae373e (このIDを非表示/違反報告)
さらち(プロフ) - こちらもう更新はされないのでしょうか…？(´TωT｀) (2022年7月23日 3時) (レス) @page22 id: 595843cf2a (このIDを非表示/違反報告)
あんみっちゃん＠れもん(プロフ) - 白の狼さん» お返事遅くなりすみません、コメントありがとうございます！ オチアンケ、承りました！ とても、とても嬉しいです…！中々まとまりませんが、少しずつまた書いていきますので、よろしくお願いいたします！ (2020年1月22日 0時) (レス) id: 0243127d88 (このIDを非表示/違反報告)
白の狼(プロフ) - 面白いです！続き待ってます！オチはベルがいいです！ (2019年1月11日 15時) (レス) id: 35790cd4c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんみっちゃん@れもん | 作成日時：2016年8月8日 10時
