標的189:相対す ページ22
何ともよく分からない言い分を披露する獄寺に、バジルの口から、は…？という言葉が漏れる。
と思いきや、山本が笑って獄寺の言葉に付け足した。
山「ハハハッ、ツナはそんな分かりにくかねーだろ？どっちかっつーとあいつのすごさって、分かりやすすぎて見過ごしちまうんじゃね？」
獄「意味わかんねーんだよ！！野球バカが！」
了「というかそもそも沢田はすごいのか分からん時がある」
獄「なに！？」
了「だが、そこが奴な並だが並ではないところだ！」
清々しい程言い切った了平だったが、獄寺山本含めてやいのやいのとツナの凄さ談義が始まる。
ーー自分と同様に、この人達は沢田殿の非凡な平凡さに、ずっと前から気づいている。
そう思うと、少し心が穏やかになったバジルであった。
と、そこに獄寺がぐいっと顔を向けて口を開いた。
獄「そーいやさっきおめー、ある同盟ファミリーのボス一人だけがXANXUSを支持しなかったっつってたな」
バ「あ…は、はい、そうですが」
獄「どこのファミリーだ？まさかはね馬んとこじゃねーだろーな」
バ「い、いえ…ディーノさんから聞いた話だと、キャバッローネでは無いようです。
ボンゴレと親交が深いファミリーだとはおっしゃってましたが、それ以上は…」
山「同盟とは言っても、ファミリー自体は別なんだろ？それなのにボス選びに意見できるってすげーな」
獄「…」
ガッ
全「！？」
突然、家々の向こうから異常な光と爆発音が上がった。
一瞬考え込んでいた獄寺も我に帰る。
獄「何だ！？」
山「並中の方向だ！」
慌てて現場と思われる並中へと駆け出す。門を抜け、中庭へと入ると、そこは煙と熱気で覆われていた。
その奥には、今日の対戦相手ーーXANXUSが歪んだ笑みを浮かべて立っていた。
獄「どーなってるっ！？」
了「奴の仕業か…！！」
リ「向こうも体調はいいみてーだな」
全「！」
四人目の声。現れたのはリボーンと、覚悟を決めた表情のツナであった。
続く (更新停止中)
お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←標的188:出発
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 10人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さらち(プロフ) - れもんぐらすさん» 返信ありがとうございます…！それでも大丈夫です…！お待ちしてます(｡>ㅿ<｡) (2022年8月5日 23時) (
レス) id: 595843cf2a (このIDを非表示/違反報告)
れもんぐらす(プロフ) - さらちさん» コメントありがとうございます。こちら、何年も前に始めた作品故に、今となっては稚拙な所(というか恥ずかしい所)も多く…(^-^; それでももし需要があるのでしたら、色々と大幅なリニューアル、変更箇所があるかもしれませんが、良いでしょうか…？ (2022年7月25日 10時) (レス) id: c8d1ae373e (このIDを非表示/違反報告)
さらち(プロフ) - こちらもう更新はされないのでしょうか…？(´TωT｀) (2022年7月23日 3時) (レス) @page22 id: 595843cf2a (このIDを非表示/違反報告)
あんみっちゃん＠れもん(プロフ) - 白の狼さん» お返事遅くなりすみません、コメントありがとうございます！ オチアンケ、承りました！ とても、とても嬉しいです…！中々まとまりませんが、少しずつまた書いていきますので、よろしくお願いいたします！ (2020年1月22日 0時) (レス) id: 0243127d88 (このIDを非表示/違反報告)
白の狼(プロフ) - 面白いです！続き待ってます！オチはベルがいいです！ (2019年1月11日 15時) (レス) id: 35790cd4c0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あんみっちゃん@れもん | 作成日時：2016年8月8日 10時
