第六十一話 夢？ ページ16
＿
髭の生えた男がこちらを見ている。
隣には可愛げのある女性が立っていた。ふんわりとした、小動物のような印象がある。
男が、こちらに何かを言っている。体は思うように動かず、私と隣の彼女は、そのまま頭を下げた。
「あなた、どういうつもりなの？」
「ふざけないでよ。どういうつもりって、1番自分が分かってるくせに。」
「………。」
「あなたが全部奪うというのなら…。奪わせなんてしない。私は、私は、自由になりたいの。」
女は、階段から落ちていった。
黒髪の女は、骸を壺の中へと入れていた。周りには誰もいない、彼女ひとり。
骨が身にまとっていた白い布も、周りに入れられた花も、全て灰と化した。女は、骨の腹部を見た。
女は安堵した。
女は、首と腕に枷を嵌められていた。人々は困惑の表情をしていた。
男達は、侮蔑の眼差しを彼女に向けていた。短く切られた女の髪は白く染められている。
女の顔には、何も無かった。泣き叫びもせず、そこには無がただ広がっていた。
「何か言い残すことはあるか」
美しい、雨の降る日だった。
「
女は、口元を歪めた。
ダンッ
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五角形レンガ - すっげぇ、、、いや、感動でしかないです、凄すぎませんか！？ (8月12日 10時) (
レス) @page29 id: 142fcb5a32 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - 神作品、、、ッッッッ (2022年12月19日 12時) (レス) @page29 id: 9753754a57 (このIDを非表示/違反報告)
はしばみの揚げ物(プロフ) - 鴉さん» お！！そうですそうです！！！！いやあ知ってる人いた………！！！！！ (2022年10月19日 18時) (レス) @page14 id: f8654c08a0 (このIDを非表示/違反報告)
鴉 - 作者様！！！！59話の夢主さんが言っている小説ってメディウムですよね！！！！ (2022年10月19日 18時) (レス) @page14 id: cdf302c4aa (このIDを非表示/違反報告)
GuriGura(プロフ) - う‘‘ぁ‘‘ッ、、、、、、、、、さ‘‘い‘‘こ‘‘う‘‘ッ‘‘、、、、、、、、、 (2022年9月25日 8時) (レス) @page29 id: b9eb3e9d2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はしばみ | 作成日時：2022年9月8日 23時
