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ズルズルとウッズが四つん這いになりながら椅子から離れる。
「おら、早く出ろよ。お前も死ぬぞ？」
道化師がそう言いロケットを振りかざす。
『お前も俺を追っていたらウッズが立ち上がるぞ？』
俺は負傷している。
どう足掻いても一発喰らえばダウン確定だ。
「あ？何言ってんだ。お前を奴から引き剥がすためだよ。」
そう言って瞬間移動で正面ゲートまで飛ぶ。
今いる場所はT字と三枚板の間ぐらい。
『不味い…ッ』
急いでウッズの方向に向かう。
『……ッ、！』
道化師がウッズを吊っている。
と言っても、担がれているんだが
『ッ…ウッズ、！駄目だ！！諦めるな！！！』
ウッズは諦めたように涙を流し嗚咽を出していた。
『……ッ、
エマッ！！！』
そう、奴の名前を呼ぶ。
「……！……。」
エマはバッと顔を上げ、ニコリと優しい笑みを浮かべた。
『ッ、ああ、ぁあ、あ…』
手先が震える。
"……まさか、情が湧いただなんて言わないよな？"
あぁ、そうだ。
そうだ、情だよ。
『ック、ソが！！！』
バチッ、と警棒を道化師の背中に叩き付ける。
『早く逃げろ！！』
その情が、その感情が、誰かを救えるなら俺は、＿＿
『ッぐ、あ"ぁ！！』
ゲートの一歩手前で、背中に衝撃を受ける。
フラリと体が揺れている間にウッズの背中を押す。
「Aさ＿＿」
フッと自分の名前を呼ばれるが、その声は直ぐに消え去ってしまった。
『…………。』
ゲホ、と血を吐き意識は薄れていく。
「…………。」
道化師は、俺を担ぎどこかに連れていく。
抵抗する気にもなれなかった。
どうせ、どこかに下ろされたって…死ぬ運命なのだから。
＿
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『………何故、ここに、下ろした』
グラリと視界が歪み、手が当たった場所にはハッチの縁があった。
「………………。」
道化師はずっと黙り込んでいた。
『……。馬鹿、だな…あんたも…………俺も』
そういい、意識を手放すと同時にハッチに落ちていった。
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「……情ってもんは、めんどくせえな。」
どこか呆れたような、馬鹿にしたような
けれどどこか寂しそうな声が響いた。
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胃酸先生。【Lat】(プロフ) - 猫好きなミカンさん» わぁいお赤飯だあ食べるぅ(5歳) (2021年3月21日 16時) (
レス) id: f8654c08a0 (このIDを非表示/違反報告)
猫好きなミカン(プロフ) - お赤飯いかがですか？出来たてホヤホヤですよ (2021年3月21日 15時) (レス) id: 4fb5bc7315 (このIDを非表示/違反報告)
胃酸先生。【Lat】(プロフ) - 猫が好きな謎の生物さん» えっすぐ外しましょ今すぐ今すぐこんなノミみたいな((((((((ストーリー思いつかなすぎてやばかったんですよね……多分看守くんに裏庭でボコボコにされると思います(白目) (2021年2月14日 22時) (レス) id: f8654c08a0 (このIDを非表示/違反報告)
猫が好きな謎の生物(プロフ) - え、もうお気に入り作者登録しちゃったじゃないですか。まぁ、外すつもりないですけどね。...3回も抹消されちゃったんですねぇ...。 (2021年2月14日 21時) (レス) id: 5674f4a851 (このIDを非表示/違反報告)
胃酸先生。【Lat】(プロフ) - 春巻き美味しいさん» 三回この世から抹消されましたけどね((((((((1度は書いてみたかったんですよ、看守系のお話。 (2021年2月14日 20時) (レス) id: f8654c08a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：胃酸先生。 | 作成日時：2021年2月14日 19時
