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24.自覚 ページ50

うみ不在の状態でもトラジャは年末の大きな仕事をこなしていっていた。

実家にも帰れずまたひとりで静かに過ごす年末年始のはずが、


るいA!配信みてる?トラジャがバックについてる!!

るいこのまま紅白もあり得るかも!!



まさかのバタバタで年を越してしまった。


Aうみ、あけおめ!無事に年は越せたかな??


[着信:うみ]


「もしもし〜、あけおめ〜」

海「あけおめ」



「もう平気なの?」

海「あぁ、ちょっとだるいくらい。早く踊りて〜」

「うみがいないトラジャは寂しいね。でも絆を感じてジーンとしちゃった」

海「うん、めっちゃ悔しいけど…改めていろんなこと考えられたし気付けた。Aにも心配かけちゃったな」

「ほんと、心配したよ!ファンのみんなも早くうみが踊るの見たいと思うよ」



海「でもさ・・・」

海「これが海斗だったら、Aどうだった?」



ちゃかちゃんだったら?



「お、同じだよ、同じに心配するよ」

海「俺やくらでもAが本気で心配してくれるのはわかるよ。でもさ、海斗だったらAはどうしてたかな」



ちゃかちゃんが熱をだしていたら、大きな仕事に参加できていなかったら…。



「そばにいたいって思う…かも」



海「うん。Aにとって海斗が特別なのはずっと前から知ってる。それって好きとは違うのかな?」

「え…だって///その…ちゃかちゃんと、キス、したり、ハグ、したいって、思わないもん///」



海「ハーッハッハッ!!そこか〜www」

海「Aは海斗にキスされたらイヤ?」

「イヤってことはないだろうけど、考えたことないよっ///」



ちゃかちゃんとキスするなんて…考えたことない。
って、なんで年明け早々にこんな話をうみとしてるのよ///



海「とりあえずキスしてみたらいいじゃん。減るもんでもないし」

「ちょっと簡単に言わないでよ!そういう問題じゃないでしょ///」




海「海斗、キスうまいよ〜」

クククと笑ううみに何も言葉を返せなかった…。

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作者名:みー | 作成日時:2020年9月27日 21時

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