テレパシー(前編)

＊ ページ32

[Aside]
やっと来た週末！

仕事はイヤではないけれど、とにかく覚えることがいっぱいの毎日。
疲労感でへたばっているところにちゃかちゃんからのLINE…一気に元気が出た。

いろいろ話を聞いてくれた上に、明日リモートも教えてくれるって♪


「ほんとちゃかちゃん、優しい♪」


今夜はぐっすり眠れそう〜…zzz。

〜翌日〜

昨日は本当にあっという間に寝付いていたｗ
そろそろちゃかちゃんからビデオ電話がかかってくる時間だ！

[着信音]

「これかな？もしも〜し。あ、映った！」

『どうも、こんにちは』

「ちゃかちゃん、映ってるよ！見えるよ！」

『うんうん、こっちも見えてるよ』


リモート成功！
画面を見ちゃうと目線がずれたりするのとか、通信状況が悪いと止まっちゃうとか教えてもらった。

あ、日が陰ってきちゃった！サボテンたちを入れてあげないと。


『A！？スマホ持ったまま、あちこち動いちゃうと部屋の中が丸見えになっちゃうよ』

「へっ？」

『そもそも最初から横のベッドも脇の化粧品も雑誌が積んであるのも見えてるしｗ』

「ウソ！？ヤダー！なんで言ってくれないのよ〜///」

『自分の画面も小さく映ってるだろ？大きくして確認してみｗ』


あ〜〜〜///ベッドの上に並んでるぬいぐるみまで映ってる(汗)
私の部屋の中、ほぼちゃかちゃんに見せちゃったよ、はずかし〜///


『相変わらずぬいぐるみが好きなんだね…』

「いや〜、これは気を付けなきゃいけないね！」

『スマホは正面にくるよう固定した方がいいよ』

「勉強になったよ〜。時々、またやってくれる？練習したいな」

『あ〜、それでね。今度の水曜日が海人の誕生日で、ちょうどリモート収録があるんだよ』


ちゃかちゃんは、収録後にリモートでくらちゃんと誕生日を祝おうと相談しているから私にも入って欲しいと誘ってくれた。
この状況下で歓送迎会もなくなり、もちろん友だちと食事も行けていない。


「これだとみんなで話せるんだね！すごい！大人数で話すなんて仕事以外なかったし楽しみ♪」

『Aは仕事の日だよね。俺たちの方が早く終わると思うから、Aの帰宅時間にあわせるよ』

「うみとくらちゃんと話せるのも嬉しいな〜♪」

『家にお酒とかある？それぞれ自分で用意するようだけど、乾杯しようね』

「あるある！お酒！いっぱい！」

『いっぱいはなくていいけどｗ』


来週に入ってから目安の帰宅時間を知らせることになった。
楽しみができた！

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