45話（M.side） ページ11
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「うわぁ…美味しそう…！」
Aちゃんは目をキラキラさせながら、ビュッフェ形式の料理を眺めていた
「Aちゃんはどれ食べたい？」
「私？」
真央が隣からそう聞くと、Aちゃんはうーんと、えーと。と悩みに悩んで、ある料理を指さした
「…ラタトゥイユ？これ好きなの？」
「ううん！食べたことないから、食べてみたくて…。」
あははと笑いながら、頬を人差し指でぽりぽりと搔くAちゃんがとても可愛かった
「いいじゃん！食べてみようよ！」
「うん！これもお皿に乗せよー！」
真央とAちゃんがご飯の前でキャッキャしていると、後ろからゆづとノブくんが話しかけてきた
「Aちゃんと真央ちゃんは何食べるん〜？…お！らたとぅーゆ！僕それ名前難しくて食べたことないんやけど、Aちゃん食べるなら食べてみようかな？」
そう言いながら、ノブくんも自分のお皿にラタトゥイユを乗せた
「もー、まだ決まんないの？俺もう盛り終わったんだけど。」
ゆづが笑いながら私たちの皿を見る
「…え！？羽生くんそれしか食べないの！？」
Aちゃんがゆづのお皿を見て、とても驚いたような声を出した
「そう思うよね…！ゆづって全然食べないんだよー。真央心配になる。」
「体絞ってんの。早く食べよ。」
「待って、あっちにお寿司もない…！？急いでとってくる！」
そう言って、私たちから勢いよく離れていったAちゃん
「あはは！ほんとに嵐みたいな子やね！ゆづ、いい子捕まえたなぁ〜？」
「ほんとに。Aちゃんとお似合いだよー！」
真央とノブくんがそう言うと、ゆづは照れているような、困っているような顔をしながらありがとう。と答えた
…でもなにか、ちょっと違和感があった
目ではAちゃんを追っているんだけど、その目からは愛しさのようなものは感じられなかった
…まるで、申し訳なさそうな視線
Aちゃんが戻ってきた時にはもう、ゆづはにこやかに笑っていたが、真央はさっきの顔が少し気がかりだった
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和流 凪(プロフ) - はろ。様。ありがとうございます…！時間が空き次第進めますので、どうか気長にお待ちください…！ (2022年4月2日 18時) (
レス) @page16 id: d85e1cac79 (このIDを非表示/違反報告)
はろ。(プロフ) - 楽しみにまっていたので報告ありがとうございました！また更新するまで楽しみにしてます！！！ (2022年4月1日 14時) (レス) @page16 id: 158bbb488e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和流 凪 | 作成日時：2022年3月8日 2時
