『ドラクエXI』ずっと一緒に (ページ5)

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弱さページ5

旅館近くの観光地

その地の特産物など、様々なものがあるところに私とカミュはやって来ていた

(人1)「ね、カミュここにあるもの全部食べたい…」

カミュ「太るぞ」

(人1)「美味しいもの食べれるなら本望かも…」

カミュ「おい笑」

(人1)「みてみて!!にわとりまんじゅう…？ひよこじゃないんだ…ね、カミュ…あれ？」
にわとりまんじゅうの匂いに釣られて走ってきた私はカミュを見失ってしまったようだ

人が集まるここは人が多くすぐに見つけるのは難しい

_______ｻﾝ…

(人1)「？」

？「お父さん…」

(人1)「(迷子、かな…？)」

(人1)「…大丈夫？お父さんとはぐれちゃったの？」

？「お父さんいなくなっちゃったの…」

(人1)「そっか…私と一緒に探そうか!!お名前は？」

？「うん!!私マイだよ。」
涙をためた大きな瞳が私を見上げる
可愛い…!!!!

(人1)「マイちゃんね!」

マイ「お姉ちゃんも迷子なの？」
(人1)「そんな感じかな…」
マイ「じゃあお姉ちゃんをさがしているひとも探そうね!」
(人1)「(しっかりしてるなあ…)そうだね!」

手を繋ぎ、人混みを歩く。

マイ「お姉ちゃんみてみて!!お父さんに買ってもらったの、マイの宝物なんだよー」

(人1)「綺麗なネックレスだね〜大切にしなきゃね」
(エメラルドかな…でもエメラルドってすごく高いんじゃ…マイちゃんまさかお嬢様？？？)
マイ「うん!!お姉ちゃんの髪飾りもとってもキラキラしてるね!」

(人1)「これ？…うん、これはお姉ちゃんの宝物なの」
この髪飾りは付き合う前にカミュから貰ったものだ
あの頃はカミュが怖くてこれをくれたときはほんとにびっくりしたっけ…
カミュ…また迷惑かけちゃったかなあ…
今はどうしてるだろう。
探してくれているだろうか、それともまた昨日みたいに女の人に声をかけられて…

そう考えて自分の視界がだんだんとにじんでいくのを感じた

(人1)「っ、」
マイ「…お姉ちゃん？」
だめだ、こんな小さい子にまで心配かけたら
(人1)「ごめんね、」
マイ「お姉ちゃん、痛いの？」
(人1)「ううん、大丈夫だよ」
マイ「お姉ちゃん…」
なんて優しい子だろう…
お父さんとはぐれてマイちゃんも寂しいはずなのに。
ずっとカミュに守られてきたから、こんなに弱くなったのだろうか、

カミュ「(人1)!!」
マイ「？？」
(人1)「…カミュ!?」
顔をあげると珍しく汗をかいたカミュがいた

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