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彼について ページ4
眩しい…
でも温かくて目が開かない…
ふと腕を伸ばすと何かが腕に当たった
ふわふわとした感触、この感じは覚えがある、
カミュ？
でもカミュが隣にいるはずないし、でもあれ？私温泉に来てたんじゃ…？
重い瞼を開くと、
(人1)「…カミュ？」
カミュの手が私の腰にしっかりと巻き付き眠っていた
カミュ「…」
綺麗な髪…起きないのをいいことに普段は見れないので観察させてもらうことにした。
青い髪、男の人にしては繊細な指
彼の指が私の肌に滑っていることを思い出すだけで身体が熱くなる。
付き合って半年、毎日とても幸せだ。だけどすごく苦しいときもある、私はカミュの過去を全て知らない。カミュが自分のことをペラペラ喋る人じゃないことは知っているがたまに見せる悲しそうな目を見ると胸が苦しくなる。
何もかもを自分で背負ってしまう人だから、少しでもそれを分けて欲しい
毎日そう願ってる。
朝日が昇り始めた頃、
一筋の涙が流れた。
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作者名：アネモネ | 作成日時：2017年8月11日 3時
