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黎弥 side.
黎弥「あれ、………A休みですか?」
陸「え、聞いてないの?」
黎弥「?なにがっすか?」
陸「A入院したんだよ」
黎弥「え……………?」
陸「でも盲腸らしいから2週間くらいで復帰するって」
黎弥「そう……なんですか」
陸「……………二人なんかあった?」
黎弥「いや!全然!笑」
陸「そう?黎弥すぐ抱え込むから。笑」
あんま無理すんなよ〜って
缶コーヒーをデスクに置いてくれた陸さん
……………ほんとやることが男前すぎる。
……………なにしてんだマジで。
苛々して誰とも話したくなくて
Aからの電話を初めて無視した
慎「……………黎弥さん、……ちょっといいっすか」
黎弥「あ、………なに?…………」
慎「……………Aさん入院してます。」
黎弥「うん。さっき聞いた……」
慎「Aさんから助けてって昨日電話ありました」
黎弥「…………………………は?」
慎「家行ったら倒れてました。
……………黎弥さん何してたんすか」
……………倒れてた?
慎「Aさんのこと泣かせるなら俺にくださいよ
⋯⋯⋯俺なら絶対泣かせない。しあわせにする。」
長谷川くんになんにも言い返せなかった
ただその場に立ちすくむことしかできなかった。
だって昨日の電話って助けてくれって
きっとそういうことだったのに⋯⋯、
機嫌が悪くて無視したんだから。
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作者名:m o n a . | 作成日時:2020年4月7日 13時