同期の黎弥２ (ページ38)

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黎弥 side.

「今日も行きますね！」

陸「えー、マジで？助かる」

「はい！何か作りますよ！」

こそこそ話す陸さんとAの会話が
〝たまたま聞こえた〟たまたまだし。別に聞いてねえし。

黎弥「ちょっと来て」

「え、ちょ、なに！」

Aを無理やり立たせて空いてる会議室に押し込む

「もうなに！？！」

黎弥「陸さんのほうがよかった？」

「え……………？」

黎弥「俺より陸さんのほうが好きになっちゃった？」

「ねえ待ってどういうこと？」

Aがなんで最近帰るのが遅いのかも

Aからした男物の香水の匂いが誰のなのかも

全部わかった。…………………………陸さんのだった。