* ページ22
黎弥 side.
剛典「別れたって…、なんで?」
端っこに集まるのは、
岩田さん、陸さん、陣さん、玲於、俺の5人。
黎弥「……実は、」
今まであったこと全部話した
あと、誰が怪しいかも。
陣「お前連絡せぇや!」
黎弥「え………」
陸「ほんとだよー!何一人で抱えてんの!?」
陣「………一人できつかったなあ」
ポンポンと肩を優しく叩く陣さんのせいで
今までずっと堪えてたものが全部溢れだした
黎弥「〜〜っ……………ちょ、やめてくださいよ…、!」
陣「おー、泣け泣け!笑
どうせ家帰っても一人でキツいんやろ。笑」
黎弥「も゛〜〜〜ほんとやめてくださいよ!!」
俺ね、Aがいないと何もできないんだよ
玲於「実は、…黎弥に隠してたことあるんだわ」
申し訳なさそうにぽつり、ぽつりと話す玲於
玲於「……………A、黎弥のこと忘れてねえよ」
黎弥「え……?」
玲於「あいつ、別れないと黎弥に手出すって脅されてて」
………………………………………は?
玲於「だからもういっそ忘れたフリするって、
お見舞い行った日に泣きながら言われた。ごめん。」
黎弥「……………」
玲於「マジでごめん
……絶対言うなって言われてたんだけど
やっぱ俺お前ら二人のことすげえ好きだから」
全部、全部A一人で抱えてたってこと?
俺を守るために?
剛典「……………瀬口くん、もう大丈夫だから。」
黎弥「え、なにがですか?」
剛典「あの愛莉ちゃんって子のことは俺に任せて?」
黎弥「いや、でも…」
剛典「だからもうちょっとだけ。
Aちゃんと二人で話すのは待っててくれない?」
玲於「岩さん、ここの人事部の人と仲良いから、
多分だけど全部任せちゃって平気。笑」
陸「たまには甘えちゃえ?笑」
ほんとうに俺はめちゃくちゃいい人たちに囲まれてる。
黎弥「お願いします。Aのこと助けてください」
剛典「……………任せなさい!笑」
俺はこのすげえしんどい時、
そばにいてくれた人たちのことを絶対に忘れない。
322人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:m o n a . | 作成日時:2020年4月7日 13時