* ページ3
慎 side.
慎「これ美味いっすよ。ほら。」
「ん。おいしい!」
慎「ほらこれも」
「もー!入んないよ!笑」
慎「ぶっ……………(笑) リスみたい(笑)」
「笑うな。笑」
ぺちって頭を叩いてくるAさんは
ちらちらiPhoneを気にしては鞄から出したりしまったり
慎「……………電話、出ないんすか?」
さっきからずっとチカチカ光るiPhoneの画面
…………………………多分、いや絶対黎弥さんからの電話
「えー、なにが?笑」
慎「ほんと嘘つくの下手っすね」
「なにがよ。笑」
慎「……………黎弥さんと愛莉ちゃんのこと
気になって気になって仕方ないって顔してる」
「…………………………怖いの。笑
愛莉ちゃんすっごい可愛いでしょ
黎弥が好きになるのもわかる気がするから」
慎「ほんとAさんって素直じゃないし意地っ張り」
「うるさいなあ。」
慎「そんなところも含めて俺は可愛いと思ってますよ」
甘えることを頼ることを知らない
そんなAさんが俺は誰よりも可愛いって思うよ
「っっ、……もー、なに。いきなり。笑」
慎「……………だから自信持ってよ
そんなんじゃ俺、心配になっちゃうじゃん」
「…………………………ありがと、慎くん」
Aさんの幸せが俺の幸せなんだから。
322人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:m o n a . | 作成日時:2020年4月7日 13時