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黎弥 side.


黎弥「あっ……………」


慎「なんすか」



自販機の前で鉢合わせしたのは長谷川くん




黎弥「……………長谷川くんってさAのこと好きなの」






慎「…………………………はい。好きですよ。」






目を逸らすことなくハッキリと言い切った長谷川くん








慎「……………邪魔しようなんて思ってないんで」



黎弥「……………邪魔なんてさせるわけねえじゃん」







……………どんだけ片想いしたと思ってんだよ。







慎「まあ次不安そうな顔にさせたら、
容赦なく奪いにいきますから、俺」



黎弥「は?」



慎「……まあせいぜい頑張ってください」



ゴミを見るような鋭くて冷たい目の長谷川くん








「あー!黎弥いた!あ!まこっちゃんもいる!」


慎「俺仕事あるんで先行きますね」


さっきとは打って変わって優しく笑いかける長谷川くん




……………あいつ怖えな。二重人格じゃん。









「まこっちゃんと仲良かったんだね〜」


黎弥「仲良くねえし」


「え?そうなの?笑」


隣に座ってミルクティーをニコニコしながら飲むA





黎弥「……………ちょっとごめん」


「え、ちょ、どしたのっ、」




肩に頭を乗せると慌てるA



黎弥「んー、べつに……(笑)」





あー、やっぱりAのこと好きだなって。






「………甘えたい気分?笑」


黎弥「……………そうかも。笑」


「よしよーし!!!」


黎弥「うっわ!お前最悪!!!!」



頭をわしゃわしゃしてヘラヘラ笑うAを抱き寄せる








黎弥「…………………………離れんなよ」


「……………え?」


黎弥「なんかあっても俺から離れんなよ」


「う、……うん。わかった……………」









なにがあっても、例え死んでもAだけは渡さない。

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作者名:m o n a . x他1人 | 作成日時:2019年10月28日 10時

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