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A side




……………流れる沈黙。……………うーん、気まずい。








「…………………………えっ………?」


黎弥「……………走れ!!!!!!」



いきなり手を掴んで走り出した黎弥









樹「え……………」


慧人「はっ!?!??」








信号は赤に変わって向こう側で何かを叫ぶ慧人







黎弥「すみませ〜ん!A借りま〜す!!ほら!行くぞ!」


「ちょ、慧人は?!」


「いいから!」









あとでLINEいれておかなきゃ、なんて思いながらも
黎弥がいてくれてよかったって、
連れ出してくれてよかったって思ってる自分がいる。










黎弥「あ〜〜〜、やべえ、死ぬ、!!」


「っっ、速すぎだからっっ、!!」


黎弥「お前よくついてこれたじゃん!笑」




そう言ってケラケラ笑う黎弥を見ていたら
さっきまでモヤモヤしていた感情が消えていく









「……………でも、………なんで?」


黎弥「なにが?」


「なんで連れ出してくれたの?」




黎弥「泣きそうな顔してんだもん。
ほっとけるわけねえじゃん。(笑)」








あの場から早く離れたかった


いや、樹から離れたかったに近いのかな。









黎弥「あと、ムカついただけ。」


「……………え?」


黎弥「なんも言わずに抜け出してるし?
かと思いきや俺の知らない奴といるし」


「なにそれ……………、」









それじゃあ……………まるで……、






黎弥「………意味、わかった?」
 

「……………意味、わかんない」


黎弥「……………嘘つくな。目、見ろ」

 


ジリジリと近づいてくる黎弥




「む、無理………、!!ひゃっ、!!」



両手で顔を掴まれて
無理やり黎弥の方を向かせられて目が合う









黎弥「…………………好きだ。」









いつにもなく真剣な黎弥の目に
冗談じゃないことくらいわかる。

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作者名:m o n a . x他1人 | 作成日時:2019年10月28日 10時

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