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33. ページ37

『はぁ…はぁ…』


歪みはどうにか直ったが


歪みに触れていた右手は血を流しており、おそらく骨折もしていた


ヒル「おい!吹雪が弱くなったぞ!やったな!」


ヒルルクさんが横で喜んでいるが今の私には一緒に喜ぶ気力も体力もなかった


『ヒル…ルクさん』


ヒル「!…大丈夫か!?」


『家で、休ませてください…』


ヒル「わかった!30分だけ我慢しろよ!」


ヒルルクさんは私の肩を持って急いで家に帰った


帰り着き、右手を確認すると


電紋のように肘までの皮膚が傷ついており、血を流していた


そして骨は予想通り折れていた


ヒルルクさんは医療知識はなくても傷の手当てはなんとなくできるようでしてもらった


『いたた…』


ヒル「大丈夫か?」


『はい』


ヒル「…あれが一体なんなのか聞いてもいいか?」


『…あれは歪みと呼ばれる厄災の元です

昔神と並ぼうとした愚か者が神への逆恨みで残した爪痕ですよ』


ヒル「か、神…ならば、それを正しているお前は…」


『…選ばれてしまった不幸な者です』


ヒル「…」


ヒルルクさんは事の壮大さに黙っていた


『このことは信用できて口が固い人にしか他言しないでください まぁできればしないで欲しいんですが…』


ヒル「わかった!」


『では、私はこれで…』


ヒル「待て!せめてその傷が治るまでゆっくりしていってくれ!この島の救世主だろ?」


『そんな大層な者ではありませんが…』


(でも、たしかに傷はひどい…)


私は少し考えて


『分かりました 治るまでお世話になります 改めてAと言います』


ヒル「Aだな よろしく頼む」


(つい本名言っちゃったけど大丈夫だよね…)


そして私は半年間療養をした


『ヒルルクさんくれはさんお世話になりました』


私はくれはさんとも知り合い、毒、薬のことをいろいろ教えてもらったのだ


くれ「気をつけな」


『はい』


ヒル「じゃあな!」


『ヒルルクさんも!』


そして私はまた海へと走っていった


くれ「相変わらずどういう原理をしてるんだか…病のことは言わなくていいのかい?」


ヒル「Aは心配性だ それに優しい 余計な重荷は背負わせたくないんだよ」


くれ「はっ、一丁前にカッコつけやがって」


そうやって口喧嘩しながらも2人はAを見えなくなるまで見送り続けた

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設定タグ:ワンピース , 転生 , 逆ハー?   
作品ジャンル:アニメ
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柃。(プロフ) - みーさん» コメントありがとうございます 夢主ちゃん効率重視であー んとか気にしないタイプなんですよねw (2021年9月30日 22時) (レス) id: 70c717cb52 (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - 主人公ちゃんの発想面白すぎですwwでもマルコが食べている間にやっちなうなんてすごいですね!主様の物語とても楽しく読ませて頂いてます!これからも無理のないように頑張ってください!応援してます!コメント失礼しました! (2021年9月30日 21時) (レス) @page43 id: 91b6b6a73d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柃。 x他1人 | 作成日時:2021年6月9日 20時

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