自由な異世界転生！…ではない

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『なるほど…タブーなどはありますか？』


神「いくつかあって、
1.僕の意に反したことをする
2.残虐的な行為
3.世界の敵になること
くらいだよ」


『残虐的な行為とは？』


神「うーん、国を血祭りにあげたりいろんなものぶっ飛ばしたりかな？」


『なら、殺生は禁止ですか？』


神「いや、あくまでも人並みの殺しはいいよ 略奪とか窃盗とか軽い殺人はいいよ！一般人の鏖殺とか虐殺はやめてねってこと！」


『つまり相手が海賊なら全て問題ないと？』


神「ううん、海軍とかもオッケー！」


『…それは大丈夫なのでしょうか？』


神「ダメなことをしようとしたときはアラートが出るから安心して！」


『わかりました…あと、歪みとはなんでしょうか？』


神「…以前来た転生者がこの世界で暴れまくってね 僕と同じ神の領域を目指したんだ ちゃんとその人間は処分したけど、そいつが歪みという形で爪痕を残して消えた」


『歪みを放っておくとどうなりますか？』


神「歪みには2種類あって一つは空間の歪み これは小さいものはほとんど影響はないけど伝染病とか災害とかが起きちゃったり、あまりにも大きなものになると…島が消えたり、大気の流れがおかしくなったり、最後には世界が滅んじゃうくらい」


『それは恐ろしいですね』


神「声色全く変わってないけど？」


『きちんと恐怖していますよ』


神「そう？それともう一つは運命の歪み 運命 つまり原作の結果が変わってきてるんだ それを正してほしい」


『原作が？』


神「ルフィが捕まったり」


『それはまずいですね…』


神「じゃあ早速転生してもらうね！何か要望はある？」


『…では、視力をメガネがいらないくらいまでは上げてください』


神「他には？」


『特にありません』


神「え？他の人はみんな10個くらい言ってきたんだけど」


『欲がない…のかもしれません』


神「そっか…じゃあ早速行ってらっしゃい！」


神様が手をパチンと叩くと


パカっ


『なるほど』


私は落ちていった


神「…最後まで驚かなかったね 君の人生に幸あることを願うよ A」

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