自由な異世界転生！…ではない

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ー川


『エース君、大きな鰐が上流の方にいます』


エー「わかった！いくぞサボ！」


エース君とサボ君はチンピラを襲うだけでなく、鰐皮を売ったり、木材を売ったりもして、お金を稼いでいた


今日も鰐を狩ったあとは皮を剥いで肉は食べた


4時間後ー


『エース君、そろそろ日が暮れるダダンさんのところに帰りましょう』


エー「わかった サボじゃあな！」


サボ「おう！また明日！」


ーダダン一家の家


『ダダンさん』


ダダン「リアかい、いつも悪いな」


『いえ…』


私はダダンさんに鰐皮の一部と肉を渡した


エー「なんでダダンにやるんだよ」


『気分です じゃあ私はこれで』


ー湖


『ふぅ…』


私は軽く果物を食べて湖で水浴びをしていた


『タオルタオル…』


鞄を漁っていると


「っな！？…」


『ん？』


エースが顔を真っ赤にしてこちらを見ていた


『エース君？どうかしましたか』


エー「悪い！！！」


『え？…あぁ、そう言うことですか』


(10歳の男の子相手に赤面はしません)


私は服を着て


『エース君もういいですよ』


エー「お、おう…」


『まだ顔真っ赤ですが？』


エー「う、うるせぇ！…これ落ちてたぞ」


『！』


エース君が渡してきたのは小さなブレスレットだった


『…ありがとうございます』


エー「それなんだ？」


『昔、家族からもらったものです 私が4歳の時に貰ったものですから、もう入らないんですけどね』


エー「家族…」


『うん、もういません』


エー「！…リアは海賊王の子供をどう思う」


『海賊王？それってあの、ゴールド・ロジャーですか？』


エー「あぁ」


『そうですね…強いて言うなら好感が持てるかもしれません』


エー「えっ」


『きっとたくさん辛い思いをしてきたと思います 海軍にも追われたはずですし、もしかしたらひどいことを言われてるかもしれない でも、家族がいない悲しみは私もわかるから…なんなら会ってみたいですね』


エー「…俺がそうなんだ」


『え？』


エー「俺が、海賊王の子供なんだ」


『そうですか』


私はエースを抱きしめながら頭を撫でて


『頑張りましたね』


と言った


するとエースは泣き出し、しばらくそのままになった

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