＊ ページ13
mm「ここがそのクラブっすか？」
ab「そう」
mm「社長令嬢がこんなとこ来るんっすねー」
ab「偶には羽目を外したくなるんじゃないの？」
mm「ふーん」
夜を待って、目的のクラブに来た。
ホテルの部屋は手配済み。
後はもうターゲットをなんとしてでも連れ込まないとね。
ホテルのカードを目黒に渡そうとした時、携帯の通知音が鳴った。
あれ、電源消すの忘れてた。
mm「先返信してからで大丈夫っすよ」
ab「ありがと」
携帯のロックを解除して、メッセージを確認する。
佐久間じゃん。
ふむ、遅くなるのか。
俺も遅くなるって言っておかないとな。
mm「彼女っすか？」
ab「うん、そう」
mm「いや待って、男だから彼氏？でも…」
ab「どっちでも良いってば笑」
こんな、今はどうでも良いことを真剣に考える目黒に、思わず笑ってしまう。
mm「でも良いっすね〜なんか」
ab「なんかって？」
mm「恋人と連絡取るだけでも幸せそう。阿部ちゃん今顔ニヤけてましたよ」
ab「え、嘘！？」
mm「ふふ、ほんと」
ニヤけてたのに気づかなくて思わず自分の両頬に手を添えてみたら、目黒に頬を摘まれる。
…こういう動作で女子は彼に堕ちるんだろうか。
ab「…あ、でも目黒には康二だっているじゃん」
mm「…別に俺たち付き合って無いっすよ？」
ab「えっ嘘！？」
待って、衝撃。
てっきり目黒と康二って付き合ってるんだと思ってた。
だって2人同棲してるし、すぐくっついたり手繋いでたりするし。
キスとかそういうのしてるのは見たことなかったけど、普通他の人の前でそんなことしないし。
マジかよ…
ab「マジごめん…勝手に勘違いしてた…」
mm「あはは、いや、大丈夫ですよ。…俺の片思いなんです」
ab「え……そうなの？」
mm「振られました。3回。」
なんでだ…？
絶対康二も目黒が好きなはず…
今日の作戦言った時も、ちょっと顔引きつってたし。
俺が介入すべきことじゃ無いかもだけど、機会があれば今度康二に聞いてみよっかな…
mm「ま、それでも諦めませんけどね」
ab「っふふ、目黒らしいや……そろそろ行く？ごめんね、時間とっちゃって」
mm「行きましょう。くれぐれもヘマしないでくださいね？」
ab「目黒もね…と言いたいところだけど、目黒はヘマしないね」
少しだけふふふと笑い合った後、目黒と分かれてクラブに入った。
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れいあ(プロフ) - ももさん» コメントありがとうございます、そう言って頂けて幸いです！そうなのですね、ab sideを気に入ってくださってありがとうございます！是非頑張らせていただきます！ (2020年6月14日 17時) (
レス) id: 0e24289ba8 (このIDを非表示/違反報告)
もも - いつも更新楽しみにしております！個人的にabsideのほうがすごく好きです！更新頑張ってください！ (2020年6月13日 21時) (レス) id: f787327a83 (このIDを非表示/違反報告)
れいあ(プロフ) - めぐみみさん» めぐみみさん、ありがとうございます！お得感ありますかね！？良かったです！！！(笑)是非頑張らせていただきます、コメント本当にありがとうございます！ (2020年5月30日 22時) (レス) id: 0e24289ba8 (このIDを非表示/違反報告)
めぐみみ(プロフ) - こんにちは。阿部ちゃん視点のお話も読みに来ました。２人の視点が分かれてるお話ってなんだかお得感がありますね（笑）2人の秘密がいつかバレる日が来るのかちょっとドキドキしながら読んでます。更新楽しみにしていますので頑張って下さいね。 (2020年5月30日 15時) (レス) id: 5685bea8d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいあ
| 作成日時：2020年5月27日 22時
