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ab「やっほー」
今は11:30。
カランカランというドアベルの音と共に、店の中に入る。
少し早めに着いたはずだけど、俺以外のみんなは既に中にいた。
iw「阿部おはよう」
kj「阿部ちゃん!!!」
mm「康二声デカい」
開店準備をしていた照や、2人で話している目黒と康二がこちらを向き、俺に反応してくれる。
ここは俺の職場。
小さなカフェで、俺と照と目黒と康二の4人で営んでいる。
店長は照。
今日のオープンは1時からだけど、実はちゃんとした営業時間は決まってなくて、不定期。
それには訳があるんだけど…まぁ、今はいいか。
kj「なぁなぁ、阿部ちゃんもう昼ご飯食べちゃった?」
ab「まだだけど、なんで?」
kj「今日のお昼ご飯、僕作りたいんやけどええかな?」
iw「お、康二作ってくれんの?」
mm「え、康二の料理めっちゃ食べたい」
kj「めめはよく食べてるやん!」
ab「いいね、俺も康二の料理食べてみたいかも」
kj「ほんま?なら今から作ってくるわ!」
キラキラとした顔で厨房に向かった康二。
いつもは大体自分で食べてくるか、照が作ってくれたりするけど、どうやら今日は康二が料理に腕を振るってくれるらしい。
kj「出来たでー!」
店内の掃除が終わったくらいに、トレーで料理をテーブルに運んできた康二。
わぁ、めっちゃ美味しそう。
康二が皿を並べ出すと、目黒も照もやってきて、俺も席に着く。
ab「すご、チンジャオロース?」
kj「そ!向井家特製やで!」
iw「めっちゃ美味いな」
kj「マジで!?めっちゃ嬉しいわ〜」
ab「本当だ、凄く美味しい!」
へぇ、向井家のチンジャオロースって、玉ねぎ入れるんだ。
珍し。
それにしても、本当に美味しい。
kj「あっねぇ阿部ちゃん、もし良ければさ、余ったやつ持って帰ってくれへん?」
ab「え、いいの?」
kj「うん!是非その…佐久間…くん…やっけ?にも感想聞いといて!」
佐久間は俺の彼女。
まぁ彼女っていっても男だから、ちょっと違うけど。
俺より一つ年上だけど、身長は俺より低くて、凄く可愛い。
会社勤めのアニメオタク。
ab「ありがと、佐久間も喜ぶよ」
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れいあ(プロフ) - ももさん» コメントありがとうございます、そう言って頂けて幸いです!そうなのですね、ab sideを気に入ってくださってありがとうございます!是非頑張らせていただきます! (2020年6月14日 17時) (レス) id: 0e24289ba8 (このIDを非表示/違反報告)
もも - いつも更新楽しみにしております!個人的にabsideのほうがすごく好きです!更新頑張ってください! (2020年6月13日 21時) (レス) id: f787327a83 (このIDを非表示/違反報告)
れいあ(プロフ) - めぐみみさん» めぐみみさん、ありがとうございます!お得感ありますかね!?良かったです!!!(笑)是非頑張らせていただきます、コメント本当にありがとうございます! (2020年5月30日 22時) (レス) id: 0e24289ba8 (このIDを非表示/違反報告)
めぐみみ(プロフ) - こんにちは。阿部ちゃん視点のお話も読みに来ました。2人の視点が分かれてるお話ってなんだかお得感がありますね(笑)2人の秘密がいつかバレる日が来るのかちょっとドキドキしながら読んでます。更新楽しみにしていますので頑張って下さいね。 (2020年5月30日 15時) (レス) id: 5685bea8d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れいあ | 作成日時:2020年5月27日 22時