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誰も口つけていないグラスを多めにトレーに乗せて、ターゲットの背後に移動する。
sk「……わっ！」
背後の俺に気づかずにターゲットの周りの人が後ろに下がった途端、俺にぶつかりトレーの飲み物が全て溢れる。
ガチャン、という音と共に、俺は尻もちをついた。
「君、大丈夫かい？」
……かかった。
ターゲットに、手を差し伸べられる。
彼は俺をじっくり舐めるように見た後、再び口を開いた。
「衣装が濡れてしまったようだね……奥で着替えの服をあげよう」
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ターゲットに連れられ、会場から、結構わかりづらいところにあった出入り口を通り、奥の屋敷へ。
こんなところに出入り口あったのか…
警備が薄くなり次第グサッといこうと思ったけど、数メートル間隔ごとに警備員が配置されている。
まずいな、結構殺しづらいかもしれない。
屋敷の廊下の1番奥まで連れられ、部屋に入れられる。
部屋には、大きな窓と、ダブルベッドが一つ。
……うわぁ、やる気満々じゃん。きも。
sk「あ、あのー…着替えの服って…？…うわっ！」
これからのことに気づいていながらも、何も知らない男を演じて話しかけると、ベッドに放り投げられた。
ギシっとベッドから鈍い音がしたかと思えば、俺の上に覆いかぶさってきた。
…くそ、手荒な真似しやがって。
“ベッドに組み敷かれる前に片付けちゃえばセーフ”ってどっかの誰かさんが言ってたけど、
もう既にアウトなんですけど！？
外には何人も護衛がいるから、ターゲットが声を上げるような殺し方をしてしまえば、
護衛に中に入られ、増援を呼ばれるかもしれない。
そうなったらやられてしまう。
…ナイフは使えないな。
ターゲットにバレないように、こっそりとベッドの下に持っていたナイフを隠した。
「…着替えの服の話は嘘だ。すまんね。ちょうど君が私の好みだったから…」
sk「こ、好み？……わっえっ！？何して…むぐっ……」
濡れたシャツのボタンに手をかけられ声を出すと、手で口を押さえつけられる。
「残念この部屋の外には私のガードしかいない。助けは来ないから、大人しくしてくれたまえ」
口を押さえつけていた手が、喉へとスライドする。
大人しくしなければ首を締める……ってか？
アホだなぁ。
内心馬鹿にしながらも、機嫌を損ねないように大人しくした。
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さーちゃんキンプリLove(プロフ) - れいあさん» 更新楽しみに待ってます！これからも頑張ってください！ (2020年6月10日 19時) (
レス) id: 5394df7d2a (このIDを非表示/違反報告)
れいあ(プロフ) - さーちゃんキンプリLoveさん» 初めまして、コメントありがとうございます！そう言ってくださってありがとうございますーーー！好きと言っていただいて本当に嬉しいです！是非頑張らせていただきます(*´艸｀*) (2020年6月10日 18時) (レス) id: 0e24289ba8 (このIDを非表示/違反報告)
れいあ(プロフ) - めぐみみさん» 逆…ありますね！(笑)阿部ちゃんsideでももうすぐです！ありがとうございます、更新度最近落ち気味で申し訳ないですが是非がんばらせていただきます！ (2020年6月10日 18時) (レス) id: 0e24289ba8 (このIDを非表示/違反報告)
さーちゃんキンプリLove(プロフ) - 初めまして，このお話がハッピーエンドになるのかならないのか更新されるたびハラハラしながら読んでいます笑とてもとても好きな作品です！これからも頑張ってください！ (2020年6月10日 16時) (レス) id: 5394df7d2a (このIDを非表示/違反報告)
めぐみみ(プロフ) - ああっ!!佐久間くんに阿部ちゃんの正体がバレてしまいましたね。てことは、逆もあるってことですよね?うわぁ、辛すぎる…。でも、更新されるのを楽しみにしています。 (2020年6月10日 0時) (レス) id: 5685bea8d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいあ
| 作成日時：2020年5月26日 16時
