* ページ27
ru「やっぱりキレー……。」
二度目の景色に、ラウールは再び目を奪われた。
前回より少しだけ人通りが多くなっていて、どこか新鮮味を感じる。
コンタクトもしっかり着用し、今度こそヘマはしないとラウールは心に誓っていた。
iw「逸れたりしない様に、全員一緒に行動しよう。今日買うものは?」
kj「カメラのメモリーカード!」
ab「新しい参考書。」
sk「嫁のグッズ〜♡」
ru「よ、嫁?」
nb「飲み物買いたい。」
よくわからないワードが紛れながらも、目当ての物がある者はそれぞれ発言していく。
今回買うものはどうやらそこまで多いわけではなさそうであった。
目当ての物が無いものは、ラウールと同じで、“街に出る”ということが目的で来た様であった。
まずは向井の目当ての物を買うことになり、一同は電化製品を多く扱う店へを足を運んだ。
またしてもラウールの知らない機械ばかりで、圧倒される。
sk「そういえばラウの部屋の冷蔵庫、いい加減買い替えてもらわないとな!あれ旧式だろ?」
fk「あー、そういえば……。ラウの部屋の分だけ足りなくて、中々見つからないし放置だったんだよね。」
ru「旧式……?」
dt「電気じゃ無くて、氷で冷やす仕組みでしょ?あれ、大分昔のモデルなんだ。」
ru「お、おお………。」
確かに、他の皆の部屋の冷蔵庫はラウールの部屋のものと少し違った造りであったような気もしなくはなかった。
正直、旧式だってそうじゃ無くたって、今の状態でも十分すぎるんだけど………なんて心の中で思う。
冷蔵庫について話していると、目当てのメモリーカードの会計が終わった向井が戻ってきた。
ab「良いの買えた?」
kj「うん!暫く来ないうちに随分と種類増えとったわぁ!」
ご満悦な様子の向井に皆も温かい気持ちになりながら、次の店へと移る。
向かったのは、佐久間が行きたがっていたグッズショップであった。
髪色の派手な女の子が至る所にあり、どこか異様に見える光景にラウールは思わず怯んだ。
ru「嫁ってもしかしてその女の子?」
sk「そうっ!あ、あとこの中だとこの子と、この子と、この子も嫁!俺、一夫多妻制やってるから!」
そう言いながらグッズをほいほいカゴの中に入れていく佐久間に、最早ラウールは驚くことしか出来なかった。
どうやら門の中では人気な、絵が動くアニメとやらのキャラらしい。
今まで見ることのなかった娯楽に、ラウールは少々感動を覚えた。
1418人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
そら。 - お忙しい中リクエストに応えていただきありがとうございました!まさに読みたかった場面で感動です…。これからも頑張ってくださいね、応援してます! (2021年1月31日 22時) (レス) id: c6c4969a03 (このIDを非表示/違反報告)
れいあ(プロフ) - そら。さん» 大変遅くなりました、リクエスト書かせていただきました…!全4話構成となっておりますので、是非読んでいただけたら幸いです!ご希望に添えていればいいのですが、、是非これからもこの作品をよろしくお願い致します! (2021年1月31日 17時) (レス) id: dccccf6903 (このIDを非表示/違反報告)
れいあ(プロフ) - Rawさん» こちらこそです!!!かなりお話が長くなってしまいました、(笑)え、是非是非!!!リクエストいつでもお待ちしております!いつもこの作品を本当にありがとうございます! (2021年1月11日 11時) (レス) id: dccccf6903 (このIDを非表示/違反報告)
Raw(プロフ) - れいあさん» 今回もリクエストに応えていただき、本当にありがとうございます!今回のお話も本当に凄いです!!また機会がありましたらリクエストしてもよろしいでしょうか、、? (2021年1月3日 23時) (レス) id: c8dae37643 (このIDを非表示/違反報告)
れいあ(プロフ) - Rawさん» 遅くなり申し訳ありません、目黒くんのお話書かせていただきました…!中々ご希望に添えているか不安ですが、出来る限りやったつもりなので是非読んでいただけたら幸いです。リクエスト2度も本当にありがとうございました(泣) (2021年1月3日 20時) (レス) id: dccccf6903 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:れいあ | 作成日時:2020年12月12日 8時