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嘘でしょ、このゴミ山を掃除？
トップヒーローがやる事じゃあないだろう。
というか、掃除されると困る。非常に。
このゴミ山が私の収入源であり、生活の場であるのだ。
無くなれば生活出来なくなってしまう。
「しかしここに怪部少女が住んでいるならば、君に許可を取らなければならないのだが……、ここは君の家なのだろう。
無理強いはしないが、私達にここを掃除させてくれないか。」
そう言ってオールマイトは頭を下げてきた。
『いや、トップヒーローが私なんかに頭下げないでくださいよ……！』
「あの、怪部さん。僕からもお願いします！」
そう言って男の子も頭を下げてくる。
もう断れる感じじゃないなこれ……。
『んな事言われたら断れないですよ……頭あげてください。』
「！！、ありがとう！怪部さん！」
そう言って私の手を握ってくる。
いやちょっと近いです。
まだ名前も聞いてないですよね。
というか断らないと言っても、このゴミ山は私の生命線だ。
タダじゃあ許可できない。
『掃除する代わりに、私に食べ物をくれるなら良いですよ。好きにして下さい。』
「食べ物、って、もしかしてこのゴミを食べて……」
『違うから！普通に買ってるから！！
……こいつら売っぱらって生活してんの、私は。』
それを聞くと今度は二人ともがさっきと同じ暗い顔をする。オールマイトは笑ってはいるけど。
『別に生きていければそれでいいの。
だから私に食べ物を頂戴。それで妥協する。』
「うん、わかった。ありがとう。
……というか、ここ無くなったら家無くなるんじゃ」
『あー、それは私で何とかするよ。』
「大丈夫……？」
しつこい位聞いてくるねぇ。
心配性なんだか優しすぎるんだか……。
『私の事はいいから特訓しなよ。
ヒーローになりたいんでしょ？君。』
「……うん！」
そう言ってこっちを見つめる君の瞳は、夢と憧れに溢れていた。
さっきもそうだった。
夢を語るときのこの子の瞳は、私なんかとは比べものにならない程輝いていて。
『……こんな目をしたやつを止める権利なんて、私には無いよ。』
「＿＿え、何か言った？怪部さん」
『いや、そういえば君の名前聞いてなかったと思って。』
「ああっ確かに！
僕は緑谷出久。よろしくね、怪部さん！」
『よろしく、って何をって感じだけど……。
まあ頑張ってね、緑谷君。』
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れふたー(プロフ) - 結衣さん» そこまで言って頂けて嬉しいです！学業との兼ね合いで更新に波があったりしますが、できるだけ毎日更新できるように頑張ります！ (2020年5月2日 15時) (
レス) id: 71a6eff1cd (このIDを非表示/違反報告)
結衣 - この作品最高です！！！頑張ってください！！ (2020年5月2日 14時) (レス) id: 595fd40667 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れふたー | 作成日時：2020年4月15日 0時
