雄英高校 ページ32
あっという間に三ヶ月は経ち、今は早朝の五時。
あと三時間ちょっとで、試験が始まる時間だ。
出久は相変わらず海辺へ行っているようだ。
……個性はもう貰ったのかな。
少しだけ勉強したら、後で様子を見に行ってみよう。
公園が目に入った途端、思わず息を飲んだ。
『すげ……あの公園が、こんな綺麗に……』
そこには、私の知っているあの海浜公園はもはや無かった。
あるのは、美しい海岸線だけ。
「うううおああああああああああああ！！！！」
出久の心からの叫びが、日の出と共に響き渡る。
オールマイトの方が先に来ていたようで、私の前で浜辺を見つめている……と思いきや、「グッネス！」の声と同時にマッスルフォームになった。
出久の方を見やると、疲労からかフラフラしており、そのまま落ち＿＿＿え、大丈夫！？
驚きすぐに様子を見に行くと、どうやらオールマイトがキャッチしてくれたようで、心配は要らなさそうだ。
……なんだか良い雰囲気だし、私はここで待ってよっかな。
一通りのはなしを終えた出久が、こっちに向かってくる。
『よ、お疲れさん。』
「え、A！？
いつの間に……」
『叫んでた辺りから。』
「結構最初から！！」
かなり驚いてるようだけど、悪いがそんな時間は無い。
『ほら、早く帰ろ。
入試遅刻するよ？』
「う、うん！行こう！」
返事は相変わらずちょっと頼りないけれど、その鍛え上げられた体やぼろぼろになった靴が、出久の努力を証明している。
『＿＿＿絶対、受かろう。』
「！、うん、絶対！」
君の目は、それはもう今までに無いほど輝いていた。
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れふたー(プロフ) - 結衣さん» そこまで言って頂けて嬉しいです！学業との兼ね合いで更新に波があったりしますが、できるだけ毎日更新できるように頑張ります！ (2020年5月2日 15時) (
レス) id: 71a6eff1cd (このIDを非表示/違反報告)
結衣 - この作品最高です！！！頑張ってください！！ (2020年5月2日 14時) (レス) id: 595fd40667 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れふたー | 作成日時：2020年4月15日 0時
