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「ごめんねぇ出久。
お母さんすっかり忘れてて……」
「いいってお母さん。
僕も忘れてたし……」
さっきと同じような会話が食卓の上でも繰り広げられる。
本当になんもなくて良いのかな……。
誕生日プレゼントってなんかこう、もっと嬉しいものじゃないの？
……わかんないや。
『ご馳走様でした。』
「早くない！？」
『別に。……おやすみ。』
「おやすみなさい……」
お母さんの声を背に部屋へと向かう。
ベッドによじ登って、布団に潜って、目を閉じた。
人の考えることはやっぱりよくわからない。
『……私が普通じゃないからなのかな』
「……A？」
『え、出久？』
なんで出久が部屋に？
まだご飯食べてたんじゃ……
「ごめん、聞いちゃった。」
そう言ってへらりと彼は笑う。
「Aが何に悩んでるのかはわからないけど……
Aは普通の女の子だよ。
……怪物なんかじゃなくて。」
『……普通、かな……？』
「うん。」
こっちをしっかりと見据えて、そう言い切ってくれた。
……やっぱり優しいなぁ、君は。
『＿＿＿ありがと。』
君の誕生日なのに、私の方がもらってしまった気がするけど……
「あと、誕生日プレゼントだけどさ……保留、でもいいかな？」
『保留？』
「うん。
僕が君にお願いしたいことができたら、その時に誕生日プレゼントとしてお願いするよ。」
『……まぁ、それでいいなら。』
「良かった！
……あ、ごめんね、寝るとこだったのに。
おやすみ！」
『うん、おやすみ。』
今日はよく寝れそうかな？
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れふたー(プロフ) - 結衣さん» そこまで言って頂けて嬉しいです！学業との兼ね合いで更新に波があったりしますが、できるだけ毎日更新できるように頑張ります！ (2020年5月2日 15時) (
レス) id: 71a6eff1cd (このIDを非表示/違反報告)
結衣 - この作品最高です！！！頑張ってください！！ (2020年5月2日 14時) (レス) id: 595fd40667 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れふたー | 作成日時：2020年4月15日 0時
