試験勉強 ページ16
そして、更に翌日。
ついに、お母さんの「考えていたこと」が決まったようだ。
「Aちゃん、やっぱり私、学校行くべきだと思うの。
その方があなたのためになると思う。」
だそうだ。
あなたのためになる、というのは、勉強面でも精神的な面でもあるのだろう。
『なら、行きますよ。中学校。』
「本当……！？」
『前だって、お母さんが行って欲しいんなら行くって言ったじゃないですか。
そんな行きたくない訳じゃないんですよ。』
張り詰めていたお母さんの表情が、すごい安心しきった顔になった。
『……でも、知らない人だけだとちょっと辛いんで、できれば出久と同じクラスがいいです。』
「そうなると、勉強とかも中学3年生の内容からになるけど……大丈夫？」
『あー……頑張ります。』
「なら、先生にそう言っておくわね。
多分編入は二学期からになるけど、その前に編入試験があるの。
でも、そこまで難しいものじゃないらしいから頑張ってね！」
こうして、中学へ編入の準備が始まった。
準備と言ってはいるけど、実際は勉強するだけだ。
正直、勉強は得意分野だと思う。
母さん父さんと住んでた時も、暇な時は勉強か本しかやることがなかったし、前までも捨てられた参考書やら問題集やら……色々読んでいたし。
あでも歴史とかは無理ね。
一応本はあったけど、読んでもつまんなかったからほとんど知らんし。
今の自分のレベルがどんくらいかわからないけど、まあ何とかなるでしょ！
とりあえず、試験勉強頑張りますか。
『ってことで、私も中学校通う予定。』
「すごいね……！勉強できるんだ？」
『まあ、多少は？』
「何はともかく、頑張ってね！
なにかあったら僕に聞いていいから。」
『ありがと。多分お世話になる。』
出久にも報告して、本格的に勉強を始める。
何かあったら聞いていい、とは言ってたけど、出久ずっと忙しそうだしなぁ……。
あまり迷惑はかけないように、自分で頑張ろう。
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れふたー(プロフ) - 結衣さん» そこまで言って頂けて嬉しいです！学業との兼ね合いで更新に波があったりしますが、できるだけ毎日更新できるように頑張ります！ (2020年5月2日 15時) (
レス) id: 71a6eff1cd (このIDを非表示/違反報告)
結衣 - この作品最高です！！！頑張ってください！！ (2020年5月2日 14時) (レス) id: 595fd40667 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れふたー | 作成日時：2020年4月15日 0時
