【HQ】あのね【及川徹】

できすぎくんなところ ページ6

「Aちゃん、聞いて〜」


『なにマッキー』



今日は熱を出して来れなくなった徹くんの代わりにマッキーが来た。



徹くんのモノマネちょっと似てたけど、ウザさが足りないな。



なんて思ってるとマッキーが話し出した。



「Aちゃんの前じゃみんな明るく振舞ってるけど、


それ以外ん時みんな暗くてさー」



『あはは...それは嬉しいけど困るなぁ



...それじゃあ、マッキーも暗いの？』




「俺はAちゃんが見えてるし、喋れるから...そこまで暗くない


まっ、成仏して見えなくなったらどうなるかわかんないけど」



そう。マッキーは霊感が強いから、私のことが見えるし私と会話だってできる。



『そんな事言わないでさ、私が成仏できるように協力してよ！』



「どうせあれだろ。及川に思いを伝えたい的なあれだろ」



すぐバレた。私って顔に出やすいタイプなのだろうか。



「それなら、俺に憑依でもして伝えたらいいじゃん」


マッキーにしてはまともな回答だなと感心する。



『よし、やってみるね』



憑依の仕方とかよくわかんなかったけど、



マッキーに近づいて乗り移る〜って念じたら普通に憑依出来た。



『マッキー出来たよ〜』



そう言っても、マッキーから返事が返ってこない。



慌てて体の外に出て



『マッキー生きてる？？？』


と、声をかける。




「...意識飛んでた。憑依されるってこんな感じなんだな」



うわー冷静。冷製パスタだわ。



『憑依も上手くいったことだし、徹くんの熱が下がり次第よろしくね』




マッキーは、任せとけって頷いてくれた。

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