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「入学式日和だなー」
桜舞い散る道をおろしたての制服を着て歩く
入学式の今日、新入生挨拶を任された俺は他の生徒が
登校する時間より早く登校しなければいけなかった。
足音さえ聞こえない誰もいない廊下を通り抜けて
玄関で確認した自分のクラスの教室の扉を開く
『…っ！！』
扉を開くガラガラという音に
まるで幽霊でも現れたかのように驚く窓辺の席の彼女
いやこんな時間にもう教室にいる人がいるなんて、
驚いたのはこっちだわ
なんて思いながらも冷静を装って黒板へと近づく
座席表を確認するとその女の子の隣の席だった。
カバンを肩から下ろしながら彼女の隣の席に近づき、
「俺、川��皇輝って言うんだ。 よろしくね。」
そう言って一応挨拶をしてみた。
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作者名：檸檬 | 作成日時：2021年2月5日 1時
