09. ページ9
.
「そういう性格なんでしょきっと…、グループでも人気のメンバーらしいし、きっと性格がゲロ吐くほどいいんだよきっと…」
「うぇ、オンニ汚い。本当冗談抜きでやめて下さい。…だってジェミンさん私の事なんて一切見なかったですもん！オンニの事しか見てなかったですって！きっと今日もオンニに会いたくて来たんですよ！絶対そうだ！」
いやいや、有り得ない。普通に偶然と偶然が合わさっただけだって。そんな少女漫画みたいな事ある訳ないじゃん。思わず顔を顰めてしまう。
…そしてそんな大きな声で話さないでほしい。頼むから。そんな思いも虚しく、最後に進むにつれ興奮状態に陥るナウンちゃん。やめてくれ。
「でも考えてみ？ジェミン君なんて可愛い子なんて見慣れてるよ絶対。少女時代が同じ事務所なんでしょ？少女時代って私が学生の頃に密かに女神って呼んでたからな…」
「…確かにそれは否定しないですけどオンニも相当な美人ですよ、流石受付嬢ですね」
「受付嬢は関係ないでしょ、ジェミン君も私もそんな気持ち一切無いからやめてよね、もう」
「ちなみにNCTって過激なファン多いらしいですよ」
「ゲッ、それ今からジェミン君の所へ行く私に言わないでよね、性格悪い！」
「ふん！1人で勝手に応援してますよーだ！オンニもそろそろ彼氏作んないとだし！」
「…くっそー！ムカつく！いってきます！キムさーん！また後で私来るから！」
「はーい！楽しんできてね、デート」
「キムさんまで…！私達is真っ白！潔白！ねぇもう本当に2人ともやめてよね！」
ニヤニヤ〜という独特の視線を背中に感じつつ、お店を出た。最後の最後までうるさい人達だ(失礼)
そしてジェミン君が言ってた通り、お店の目の前には黒い豪華な車が止まっていた。後部座席にはジェミン君がいて少し変な気分。
念の為、窓をコンコン、と叩く。それに気付いたジェミン君は慌ててドアを開けた。
「お待たせしました…えっと、コンビニ？に行くんですよね、本当に遠慮しなくていいのに。」
「良いなら良いで別にいいんですけど、困るものでもないでしょう？ていうか放置してたら悪化させますよ、マネヒョン！1番近いコンビニ寄ってもらってもいい？」
「あ、どうも初めまして…私アイドル様と一緒に車乗っても良いんですかね…」
「んーまぁいいことではないっすね！でも別にやましい事では無いんだしいいんじゃないですか」
｢……」
…遠回しに警告出された気がする(笑)
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 472人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「NCT」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ほのか(プロフ) - 和さん» ニヤニヤしながら見ますね！頑張ってください！ (2021年3月29日 0時) (
レス) id: a62bd22554 (このIDを非表示/違反報告)
和(プロフ) - ほのかさん» 初めまして♪このページに足をお運び頂きありがとうございます(^^)少しずつ更新しようと思っていましたが、直接読者様のお声が聞けたので、今日から本格的に更新していきます♪これからもご愛読よろしくお願い致します。 (2021年3月28日 17時) (レス) id: 7dda73e502 (このIDを非表示/違反報告)
ほのか(プロフ) - 早く続きが楽しみです！！！ほんっとに楽しみなんです (2021年3月25日 15時) (レス) id: a62bd22554 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：和 | 作成日時：2021年2月24日 19時
