気になる ページ11
うわ…締まりのない顔。
【ＹＯＯＲＡ ＳＩＤＥ】
結局、部屋の片づけは半分くらいしか終わらなくて。
何とかチャニョルのベッドの周りは片づけた。
また煩く騒ぐんだろうなぁ…と思っていたら。
「え？部屋？いいよそんなの。」
家に帰ってきた弟はやたらと上機嫌で。
終始デレデレしては携帯を見てる。
お父さんとお母さんも不思議そう…というか、むしろ心配しちゃってるし。
ソファで携帯を弄ってるチャニョルの後ろからそーっと近づいて、携帯を取り上げた。
「隙ありっ！」
「ちょ！！！姉さん！！」
慌てた様に立ち上がるけともう遅い。
「…Aちゃん？」
カトクに表示された名前を見て思わずつぶやく。
その瞬間、チャニョルの顔が火をつけた様に赤くなった。
…へぇぇ。
「チャニョル、やるじゃない。ヘタレ卒業？」
「ヘタレ言うな！別にそういうんじゃないし。」
ぷぃっとそっぽを向くけど、耳が赤くてわかりやすい。
こんな態度を見せて、Aちゃんは気づかないのだろうか…とたまに思うけど、
Aちゃんは恐ろしく純粋でまじめだから。
「もう告白した？」
「いや！だから違うんだって！」
「こないだアメリカに帰るって早とちりした時？男らしくズバッと言った？！」
「いや、だから姉さん…」
「もうハッキリしないわね。Aちゃんの事、本気じゃないの？」
「そんなわけないだろ！！」
突然キッとこちらに鋭い視線を投げたチャニョル。
「そうじゃなくて！Aは！今必死に事故を乗り越えて前に進もうとしてるんだ。
だからAが本当に笑ってくれる様に、守りたいんだよ。」
言葉に込められた強い決意に弟の本気を悟る。
わが弟ながらいい男になったじゃない。
「あっ！Aちゃんからメッセージ！」
「えっ！？」
二人してスマホをのぞき込むと。
「わっ！何これ！」
「おいしそう！」
『生カキ(*´▽｀*)大きいでしょ？一個１０００ウォン！』
そんなメッセージと共に、カキの殻と顔を比べるAのセルカ。
私から携帯を奪い返したチャニョルがコソコソ写真を保存したのは見逃さない。
『サンタモニカの夕暮れです。毎年夏休みは祖父母とここで過ごしたの。』
続けて、海に沈む太陽に照らされた長いビーチの写真。
浜辺に松明がたかれて、とてもきれい。
何やら一生懸命に返事を書いているチャニョルをを横目に、ふと思う。
Aちゃんの思い出は祖父母とのものばかり。
ご両親はどこにいらっしゃるのだろう？
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ステラ(プロフ) - pirokoさん» ｐｉｒｏｋｏ様☆コメントありがとうございます！ちょこっと凹んでいた所だったので、本当にうれしいです。今繁忙期でなかなか書けない状態が続いていますが、暫く亀更新でもお付きあい頂ければ嬉しいです。 (2014年9月18日 0時) (
レス) id: c3640de5c1 (このIDを非表示/違反報告)
piroko(プロフ) - とても面白いです。続きが是非読みたいです。大変だとは思いますが、続き待ってます！！ (2014年9月16日 18時) (レス) id: 63490a15cd (このIDを非表示/違反報告)
ステラ(プロフ) - マナツさん» マナツ様☆コメントありがとうございます！本当に励みになります。ＳＪがお好きなのですね＾＾お好きなメンバーはいらっしゃるのでしょうか？頑張ってお兄さん達も書いていきたいです！ (2014年8月8日 23時) (レス) id: c3640de5c1 (このIDを非表示/違反報告)
マナツ - めちゃくちゃ面白いです!!!もう少しsuperjuniorが出てくれると嬉しいです!!!続き楽しみですo(^o^)o更新頑張ってください(*^^*) (2014年8月8日 18時) (レス) id: 78ae110d38 (このIDを非表示/違反報告)
ステラ(プロフ) - mchさん» mch様☆コメントありがとうございます！SMF大好きなので、完全に趣味の世界ですが、少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです。コメントとっても励みになります！チャニョルがどう行動していくか、見守ってあげてくださいませ☆ (2014年8月4日 23時) (レス) id: eda0fb1300 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ステラ | 作成日時：2014年7月20日 0時
