戸惑いと・・・ ページ9
ただ、綺麗だなって。純粋に、そう思ったんだ。
【ＢＡＥＫＨＹＵＮ ＳＩＤＥ】
「おーい。休憩入っていいぞ。」
マネヒョンの声に糸が切れたように座り込む。
やばい。今日は本当に死ぬかも。
今日は一日中ダンスの練習だった。
ミンソギヒョン達ですら動けないんだから、入ったばかりの俺とジョンデは瀕死。
「メシ買ってくるから、体休めとけよ。」
「ひょん、タオ、ピザがいい。」
タオが片言の韓国語で必死にマネヒョンに縋り付いてる。
「こないだ食ったばかりだろ。」
「だって、たべたい！」
「やだ。今日はチキンがいい。」
さっきまで俺の横で寝ていたジョンイナが突然覚醒した。
ほんとチキン好きだねお前。
「ピザ！」
「チキン！」
一歩も譲らないお子様二人。
あーあ。クリスヒョンに怒られてやんの。
タオはジュンミョニヒョンに泣きつき、ジョンイナは俺の横でイヤホンをしてふて寝。
いつもは二人をからかって遊ぶとこだけど、さすがに無理。
憧れの事務所に入れて。歌が歌えて。
練習キツイけど、メンバーに恵まれて。
毎日楽しいけど、何かときどき無性に焦る。
…俺、欲張りなのかな。
ふうっと息をついた時、ユファヌナがドアから顔を出した。
「生きてる？」
「ヌナ、お疲れ様です。どうしたんですか？」
ジュンミョニヒョンが立ち上がって、しっかり挨拶。さすがリーダー。
「疲れてるところ申し訳ないんだけど、少しいい？」
「ヌナ、どうしたんでとぅか？」
「みんなに紹介したい人がいるの。新しいメイクアップ担当の子よ。」
「ヌナ、ぼくたちのメイクしてくれないの？」
「私も担当するけど、ＥＸＯは人数多いから、もう一人加えてもらったの。
腕は保障するわ。何せ私の愛弟子だし！それに…」
泣きそうな顔をしたタオの頭をぽんぽんと撫でると意味深に笑ってる。
「みんな私に感謝することになるわよ？」
「それはどういう…」
クリスヒョンの言葉を笑顔で遮ると、ヌナは廊下に向かって入って、と声をかけた。
まるでスローモーションみたいに見えたんだ。
ゆるく巻かれた綺麗な髪。黒のロングシャツに白のスキニー。
長い睫に彩られた切れ長だけど大きな目。
綺麗だなって。
天使みたいだって。
純粋に、そう思ったんだ。
ゴトン。チャニョラの携帯が手から滑り落ちた。
何だよお前みとれてんの？
からかってやろうと見上げたら、震える唇からこぼれた言葉が耳に届いた。
「…A？ウソだろ…？」
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ステラ(プロフ) - ゆにさん» 初コメありがとうございます！楽しみにしてくださる方がいるなんて…（涙）のんびり更新ですが、頑張りますね！ (2014年7月4日 21時) (
レス) id: eda0fb1300 (このIDを非表示/違反報告)
ゆに - 面白いです（＾Ｏ＾）続きが楽しみです〜！更新頑張ってください*\(^o^)/* (2014年7月1日 21時) (レス) id: f8d1d6729c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ステラ | 作成日時：2013年11月3日 7時
