フラッシュバック ページ36
ごめん、A。
俺たちがもっと気を付けてあげてたら…。
【ＸＩＵＭＩＮ ＳＩＤＥ】
買い出しに行った三人が帰ってこない。
コンビニなら２０分位で行ってこれるよな？
俺の後ろでチャニョリが動物園の虎か！って位、練習室内をグルグル歩き回ってる。
「遅くないっすか？重くて持てないとか？誰かに声かけられてるんじゃ！？」
…お前、何の心配してんの？
「チャニョリ座ってろよ。」
「だってギョンス！ギョンスは心「座れ。」
「ハ、ハイ…。」
うちの大型犬はよくしつけが行き届いてる…ウン。
「どうせタオが寄り道してるんじゃないの？ このアクセほしい〜！って。」
ルゥハンの言葉に皆納得。
俺ついていけばよかったかな…。
「とりあえず、ベッキョニに電話してみるよ。」
スマホをテーブルから取り上げると、ベクに電話をかけた。
繋がったと思ったら、ベクの声に交じって聞こえる車の音。
大通り？
「俺だけど。お前ら今どこ？遅いから皆心配してるぞ。
え？タオ？？…しょうがないなぁ。」
ベク曰く、タオがAを案内する！と言って色んなお店に連れて行ったらしい。
でも、Aは楽しそうでしたけどね、というベクの言葉に、ならいいかと思った俺は
大概弟妹に甘いのかも。
「んで、今どこ？そろそろ戻らないとまずいぞ。」
「大丈夫です。清潭なんですぐ戻ります。」
「清…潭？」
脳裏にフラッシュバックするシーン。
「もしかして…清潭の交差点か？」
「あ、そうっす。タオがアイスクリーム屋があるって…」
ベクの声が耳に入ってこない。目の前が白くなって心臓がドクドクする。
ヤバイ
だめだ
行くな
A！！
「待て！チャニョラ！」
ジュンミョニの叫び声で我に返る。
「ジュンミョニヒョン！だってAが！」
「今ヌナに連絡をするから…」
「そんな事言ってられない！清潭は…あそこは！」
「チャニョラ！」
ジュンミョニの制止を振り切って、チャニョリが練習室を走り出ていく。
バタン、という大きな音とともに扉が閉まり、ジュンミョニは大きく息をついた。
「ヒョン…。」
「ジョンイナ、大丈夫だよ。Aは大丈夫だ。」
不安そうなジョンイニの肩をポンと叩いて、俺は立ち上がる。
「ジュンミョナ、俺、ヌナ呼んで清潭行くから。お前はマネヒョン達に事情説明して。」
不安そうな弟たちを元気づけるように笑って、俺は練習室を出た。
A…お前はもう大丈夫だ。だから、過去にとらわれるな！
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ステラ(プロフ) - ゆにさん» 初コメありがとうございます！楽しみにしてくださる方がいるなんて…（涙）のんびり更新ですが、頑張りますね！ (2014年7月4日 21時) (
レス) id: eda0fb1300 (このIDを非表示/違反報告)
ゆに - 面白いです（＾Ｏ＾）続きが楽しみです〜！更新頑張ってください*\(^o^)/* (2014年7月1日 21時) (レス) id: f8d1d6729c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ステラ | 作成日時：2013年11月3日 7時
