緊張 ページ4
ヌナと一緒に豪華な韓定食を食べたあと、会社に向かった。
憧れのスターを一目見ようと、今日も沢山の女の子であふれ返っている。
車から降りると、彼女たちの好奇心に満ちた目が容赦なく降り注ぐ。
「ね、誰だろ？」
「わっ！顔ちっちゃ！！！」
「練習生かなぁ？」
「えー練習生だったら車で来ないでしょ」
思わず自分の格好がおかしくないかチェックしていると、先に行ったオンニが
セキュリティカードを渡してくれた。
オンニについて歩き出そうとしたとき。
「ねぇ…どこかで見たことない？」
一人の女の子が発した言葉に、ギクリと足が止まる。
「ちんちゃ？どこでよ？」
「うーん、どこでっていうか。なんか見たことあるっていうか。」
「ちょっとしっかりしてよぉ。」
「どうしたの？行くわよ？」
戻ってきたオンニにポンと肩を叩かれ、我に返ると、顔を隠すようにして
事務所内に駆け込んだ。
心臓がバクバク言ってる。足も震えてる。
でも、オンニに心配かけられないと自分を叱咤して何とか足を前に進めた。
会議室に通されると、中には数人の男性がすでに座っていた。
急いでお辞儀をすると、オンニの横に腰を下ろす。
「じゃあ、そろった様だから始めようか。
はじめまして。僕はチャン・セヨン。ＥＸＯの担当プロジェクトチームの責任者です。」
一番真ん中にいた男性が立ち上がり、私をまっすぐ見つめた。
「初めまして。クォン・Aです。よろしくお願いします。」
慌てて立ち上がると、優しく笑って座るように促された。
「すでにユファ君から聞いているとは思うが、ＥＸＯはこれからデビューする大型
新人グループでね。会社として色々新しい試みをしようと思っているんだ。」
チャン氏が電気を消すと、プロジェクターに不思議な図形が浮かび上がった。
「これはＥＸＯのロゴ。ＥＸＯはＥＸＯＰＬＡＮＥＴから取った言葉で、未知の世界から
きた新たなるスターという意味がある。」
続いて１２個の図形が映し出された。
「これはシンボルマーク。メンバーは全部で１２人。韓国で活動するＫ、中国で活動する
Ｍと二つのチームに分かれている。メンバーにはそれぞれ特殊能力があるという設定でね。
たとえば瞬間移動、水、氷、大地、光…それぞれの能力を示すマークがこれなんだ。」
小さなころ読んだおとぎ話かＲＰＧのような設定だけれど、ストンと心に落ちた。
繊細なデザインが施されたシンボルマークのせいかも知れないけれど楽しそう、そう思った。
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ステラ(プロフ) - ゆにさん» 初コメありがとうございます！楽しみにしてくださる方がいるなんて…（涙）のんびり更新ですが、頑張りますね！ (2014年7月4日 21時) (
レス) id: eda0fb1300 (このIDを非表示/違反報告)
ゆに - 面白いです（＾Ｏ＾）続きが楽しみです〜！更新頑張ってください*\(^o^)/* (2014年7月1日 21時) (レス) id: f8d1d6729c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ステラ | 作成日時：2013年11月3日 7時
