怒涛の一週間 そのさん ページ27
俺の寿命は絶対に１０年は縮んだ！
【ＳＵＨＯ ＳＩＤＥ】
ヒチョルヒョンに始まり、テミン、ソルリ、クリスタル、シカヌナ。
そのあともひっきりなしに先輩方が訪れ、俺はメンバーの粗相がないように
緊張しまくりで、本当にこの一週間は気が休まる時はなかった…。
「おーい。ヒョン。生きてる？」
ジョンデヤ…。今ヒョンはやっと訪れた平和な時間を謳歌してるんだ。
少しくらいゆっくりさせてくれ。
今は休憩時間なので皆も思い思いに体を休めている。
視線だけを動かすと、視界の端にAが映る。
練習室の奥でイーシンの韓国語勉強に付き合ってあげているらしく、楽しそうだ。
この一週間、懐かしい人たちに囲まれて、Aはとても幸せそうだった。
なんか俺まで幸せのおすそ分けをもらった気分。
扉の前におかれたテーブルに突っ伏したまま、俺がそんなことを考えていた時。
キイと小さな音を立てて扉が開いた。
「すみません。ちょっと見学させてもらってもいいですか。」
スタッフさん？睡魔にやられてる俺は全然頭が回らない。
「はい…。でも今は休憩中なので。あと２０分位かかります。」
「ひょ、ひょん…。」
ジョンデヤ…ヒョンは眠いんだよ。少しくらい休ませて。
「ひょん！いや、だから…！」
何だ？ジョンデは何を焦ってる？
何か…ゾクゾクする。何だかわからないけど、何かまずい気がする！
その瞬間。
ポン、と。両肩に手が置かれた。
「ジュンミョナ〜？ずいぶんと疲れてるみたいだね？」
「ヒョン。甘やかしちゃだめですって。なぁ〜？ジュンミョナ？」
な！？えっ！？この声は！？
俺はグギギ…と音がしそうな程ゆっくりと後ろを向いた。
「わああああ！ユノヒョン！チャンミニヒョン！」
俺の叫びに、練習室は一瞬静まり返って、次の瞬間蜂の巣をつついた様な騒ぎになった。
「ヒョン！本当に申し訳ありませんでした！」
頭を下げたけど、ユノヒョンはまだ爆笑している。
チャンミニヒョンは、俺たちはいいけどちゃんとしろよ？と苦笑い。
「あーもういいよ。ところで。」
やっと笑いを収めたユノヒョンが練習室の一点を見つめる。
「A。隠れても無駄。出ておいで。」
「A。」
続いてチャンミニヒョンの静かな声が響いた。
練習室の後ろから、ソロリとAが顔を出した。
不安そうに俺を見てから、ゆっくりとヒョンたちの前まで歩いてくる。
「オッパ…。」
ユノヒョンはゆっくりと立ち上がった。
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ステラ(プロフ) - ゆにさん» 初コメありがとうございます！楽しみにしてくださる方がいるなんて…（涙）のんびり更新ですが、頑張りますね！ (2014年7月4日 21時) (
レス) id: eda0fb1300 (このIDを非表示/違反報告)
ゆに - 面白いです（＾Ｏ＾）続きが楽しみです〜！更新頑張ってください*\(^o^)/* (2014年7月1日 21時) (レス) id: f8d1d6729c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ステラ | 作成日時：2013年11月3日 7時
