野村周平と付き合ってみた ページ27
＊まりなさんリクエストありがとうございます。
「ねぇ、周平君？」
「んー？」
「私のどこが好き？」
「顔」
間髪入れずに即答。
「だけ？」
「スタイル」
これまた即答。
っていうか完全に見た目じゃん。
「別れてもらえますか？」
「嘘やって(笑)」
周平君はケラケラと笑いながら、私の頭をわしゃわしゃと撫でた。
「周平君のキャラやと嘘に聞こえへん」
「俺全然信用ないやん！」
「今更？」
「うわー、傷ついた」
ショックーって大げさに項垂れてみせる周平君。
思ってないくせに、下手な芝居しやがって。
「へー、そう」
「冷たい」
「はいはい」
「そういうAは俺のどこ好きなん？」
見た目と即答した周平君に対抗して、私は考えるフリをして黙り込む。
するとすぐにツッコミが入る。
「ないんかい！」
「あるある！ 探せばどっかある！」
「探さんとないんか！」
さすが関西人、ノリが良くて面白い。
そんなとこも好きなところの１つ。
絶対言ってやらないけど。
「だって周平君やし」
「A、俺の彼女やんな？」
「一応？」
「酷い、泣くぞ」
「いいよ、よーいスタート！」
カチンコを鳴らすみたいに、両手でパンッと手を叩く。
「泣かんわ！」
「嘘つきー」
「あー、もう！ 真面目な話するけど！」
散々ふざけ倒していた周平君が、そう言って空気を変えた。
「うん？」
「全部」
「はい？」
「Aの好きな所は全部！」
「そんなベタな」
「ホンマなんやからしゃーないやろ」
「私の事そんな好きなん？」
「好きすぎてどうしたらいいかわからんくらい好き」
ぎゅーって私を抱き締めて。
耳元で聞こえる声は、いつもと全然違うトーン。
この声聞くの、告白されたとき以来だなぁ。
「……周平君が真面目にデレてる」
「真面目にデレるって何？」
「わからんけど、そんな感じやん」
ふふって笑って、周平君の背中に腕を回す。
「それで？ Aは俺のどこが好きなん？」
「私も全部！」
「真似したな！」
「ホンマやもーん」
鼻と鼻がくっつく距離でお互いくすくす笑って、キスをして。
「俺の方がAの事好きなんやからな」
って言う周平君は、いつものチャラチャラした姿はどこにもなかった。
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あっこ(プロフ) - 素敵なお話ありがとうございました。 これからもお話楽しみにしています。 (2019年5月8日 15時) (携帯から) (
レス) id: 95e960cf6b (このIDを非表示/違反報告)
リオ(プロフ) - いちはなさん» いちはなさん、リクエストありがとうございます。かしこまりました、少々お時間いただきますが、しばらくお待ちください。 (2019年5月8日 10時) (レス) id: fe0c652e28 (このIDを非表示/違反報告)
リオ(プロフ) - あっこさん» あっこさんリクエストありがとうございます。かしこまりました、少々お時間いただきますが、しばらくお待ちください。 (2019年4月14日 15時) (レス) id: fe0c652e28 (このIDを非表示/違反報告)
リオ(プロフ) - CUROさん» CUROさんリクエストありがとうございます。付き合ってみた、と結婚してみたのどちらがご希望でしょうか？ (2019年4月14日 15時) (レス) id: fe0c652e28 (このIDを非表示/違反報告)
あっこ(プロフ) - いつも楽しくお話読ませて頂いてます。三代目の岩田剛典さんとBTSのSUGAさんの結婚してみたのお話は書けますでしょうか？よろしくお願いします。これからもお話楽しみにしています。 (2019年4月14日 14時) (携帯から) (レス) id: 95e960cf6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リオ | 作成日時：2019年2月12日 9時
