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「頑張ってよかったわー」
「お疲れ様」
「惚れた？」
「惚れた惚れた(笑)」
「絶対思ってないだろ」
「思ってるよー(笑)」
そう言うとそれまでずっと笑っていた祥太朗君からすっと笑顔が消えて、真っ直ぐ私を見る。
そして聞こえてきた言葉に、私の思考回路が一瞬停止する。
「じゃあ俺と付き合ってくれる？」
「……え？」
「俺、Aに惚れてるんだけど」
「……祥太朗君？」
いきなりの告白に、言葉が出てこない。
お酒の席での冗談？ 酔っ払いの戯言？
でも祥太朗君は真剣な顔で、とてもそんな風には見えなかった。
「え、と……本気？」
「本気」
「酔ってるとかじゃなく？」
「この程度で酔う訳ねーじゃん」
「……ですよねー」
お酒に強い祥太朗君が、この程度で酔うわきゃないわな。
まーくんでもあるまいし。
ぼーっとそんなことを考えていると、私よりずっと大きな祥太朗君の手が、そっと私の手を握る。
「初めて会ったときからAのこと好きだった。今回のドラマで共演が決まって、これが終わったら告白しようって決めてた」
「……うん、ありがとう」
突然の告白に、まず出てきたのは感謝の言葉だった。
そんな前から思ってくれていた事が、素直に嬉しかった。
でもそれは彼の望む言葉ではなかったらしい。
少しだけ眉間に皺を寄せて、私を見つめる。
「それはどういう意味のありがとう？」
「好きになってくれてありがとう」
「うん。で、その続きは？」
強すぎるくらいの祥太朗君の瞳。
その瞳に殺されそうになって、思わず逸らしたくなる。
でも、ここで逸らしちゃダメ。
「……私も祥太朗君のこと好きだよ」
私の反応を、顔色を、言葉の意味を伺うように、じーっと私の目を見る祥太朗君。
「その好きはどっちの好き？」
「え？」
「俺の都合のいいように取っていいの？」
握られた手に、きゅっと力が入る。
「うん」
素直に頷くと、ぐっと手を引かれて祥太朗君の腕の中に閉じ込められる。
「俺の彼女でいいんだよな？」
「祥太朗君の彼女がいい」
そう言うと、息が止まるんじゃないかってくらい力強く抱き締められる。
「好きだよ、A」
そのまま噛みつくみたいなキスが降ってきた。
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あっこ(プロフ) - 素敵なお話ありがとうございました。 これからもお話楽しみにしています。 (2019年5月8日 15時) (携帯から) (
レス) id: 95e960cf6b (このIDを非表示/違反報告)
リオ(プロフ) - いちはなさん» いちはなさん、リクエストありがとうございます。かしこまりました、少々お時間いただきますが、しばらくお待ちください。 (2019年5月8日 10時) (レス) id: fe0c652e28 (このIDを非表示/違反報告)
リオ(プロフ) - あっこさん» あっこさんリクエストありがとうございます。かしこまりました、少々お時間いただきますが、しばらくお待ちください。 (2019年4月14日 15時) (レス) id: fe0c652e28 (このIDを非表示/違反報告)
リオ(プロフ) - CUROさん» CUROさんリクエストありがとうございます。付き合ってみた、と結婚してみたのどちらがご希望でしょうか？ (2019年4月14日 15時) (レス) id: fe0c652e28 (このIDを非表示/違反報告)
あっこ(プロフ) - いつも楽しくお話読ませて頂いてます。三代目の岩田剛典さんとBTSのSUGAさんの結婚してみたのお話は書けますでしょうか？よろしくお願いします。これからもお話楽しみにしています。 (2019年4月14日 14時) (携帯から) (レス) id: 95e960cf6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リオ | 作成日時：2019年2月12日 9時
