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「忘れてた、わけじゃなくて……」
「何？」
「断れなくて……」
「で？」
「飲み過ぎて、その……ごめん」
少しだけ言い訳をしたけど、私の怒りを前に、言い訳をやめて謝る涼介君。
「……何で私が怒ってるかわかってる？」
「結婚記念日に飲みに行ったこと……」
「そんなことで怒ってるんじゃないんだけど」
「え、でも……じゃあ何で？」
「携帯、見た？」
「携帯？」
涼介君はごそごそとポケットから携帯を取り出して、慣れた手つきで操作する。
そして中身を見て、さらに顔を青くした。
「……今、見ました」
「知ってる」
「サイレントにしてて気付かなくて……ごめんなさい」
「何で怒ってるかわかった？」
「連絡、しなかった事」
「何かあったんじゃないかって、心配になるってわかんない？」
「ごめんなさい」
「結婚記念日はまた時間あるときに祝えばいいし、飲みに行くも構わない。付き合いは大事だし、スタッフさんからのお誘いなんだから行って当たり前。でもそれを連絡しないってどうなの？ 携帯見る暇もなかったの？ LINE一言送ることも出来ないわけ？」
「すみません」
もうこれ以上出来ないってくらい眉を下げて、ひたすら謝り続ける涼介君。
これ以上言ったら泣きそうだな。
「……次はないからね」
「……許してくれるの？」
「許さない方がいい？」
「許して下さい！」
食い気味に言う涼介君に、つい笑ってしまった。
ソファーの自分の隣をぽんぽんとすると、ほっとした顔をして座る涼介君。
「ごめん、せっかくご飯作ってくれてたのに」
「明日休みでしょ？ 一緒に食べよ」
「うん」
私の頭を撫でながら、もう一度
「本当にごめん」
と謝る涼介君。
もういいよ、という言葉と仲直りの意味を込めて。
涼介君の唇に優しくキスをした。
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あっこ(プロフ) - 素敵なお話ありがとうございました。 これからもお話楽しみにしています。 (2019年5月8日 15時) (携帯から) (
レス) id: 95e960cf6b (このIDを非表示/違反報告)
リオ(プロフ) - いちはなさん» いちはなさん、リクエストありがとうございます。かしこまりました、少々お時間いただきますが、しばらくお待ちください。 (2019年5月8日 10時) (レス) id: fe0c652e28 (このIDを非表示/違反報告)
リオ(プロフ) - あっこさん» あっこさんリクエストありがとうございます。かしこまりました、少々お時間いただきますが、しばらくお待ちください。 (2019年4月14日 15時) (レス) id: fe0c652e28 (このIDを非表示/違反報告)
リオ(プロフ) - CUROさん» CUROさんリクエストありがとうございます。付き合ってみた、と結婚してみたのどちらがご希望でしょうか？ (2019年4月14日 15時) (レス) id: fe0c652e28 (このIDを非表示/違反報告)
あっこ(プロフ) - いつも楽しくお話読ませて頂いてます。三代目の岩田剛典さんとBTSのSUGAさんの結婚してみたのお話は書けますでしょうか？よろしくお願いします。これからもお話楽しみにしています。 (2019年4月14日 14時) (携帯から) (レス) id: 95e960cf6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リオ | 作成日時：2019年2月12日 9時
