吉沢亮と結婚してみた ページ11
＊ 鈴木結衣さんリクエストありがとうございます。
高校時代の友達が結婚した。
学生時代からモテモテだった彼氏と、紆余曲折を経てようやくといった感じ。
いつも浮気や女の影にビクビクしていた彼女の心配事も、結婚してなくなるものだと思いきや、そう簡単にはいかないようで。
「モテる男を旦那にするのは楽な事じゃないよ」
と、彼女は溜息交じりに呟いた。
「Aはいいね」
「何が？」
「吉沢さんはA一筋じゃない」
「あー、うん？」
どういう返事が正解なのかわからず、曖昧に頷く。
すると目の前であからさまな溜息を吐かれた。
「吉沢亮がAAしか見てないことくらい、あんた達が付き合う前から全国民が知ってるわ！」
あんなイケメンに思われて羨ましい、と彼女の口から心の声が漏れていた。
まぁ確かに付き合う前から私の事を好きでいてくれてたのは知っていた。
付き合ってからも他の女の影なんて全くなかったし、浮気の心配なんか1ミリもしたことない。
結婚してもそれは一切変わらない。
目の前の彼女の悩みを聞きながら、私って贅沢なのかなぁと思っていた。
「俺はその友達の気持ち、よくわかるなぁ」
夜、ソファーに座って亮ちゃんと２人でビールで晩酌。
昼間の友達との話をすると、なぜか自分の事の様に共感していた。
大変だよなぁと１人でうんうんと頷いている。
「そうなの？ どこがわかるの？」
「結婚しても心配なところ」
「え、心配なの？」
「うん」
ためらいもなくあっさり肯定して、亮ちゃんはビールを飲む。
横顔と動く喉仏が綺麗だなぁ、とぼんやり見つめる。
「俺は毎日心配してるよ」
「何を？」
「大丈夫かなぁって」
大丈夫って何が？
「どういう意味？」
理由を尋ねると、亮ちゃんは持っていたグラスをテーブルに置いた。
そしてんー、と言葉を選ぶように話し出す。
「不安なんだよね」
「不安？」
「そう。付き合ってるときは、もう毎日不安だったよ。いつかAが俺じゃない人のところに行っちゃうんじゃないかって」
「そんなことないよ」
間髪入れずに否定する。
亮ちゃんは眉を下げて少し困ったように微笑みながら、私の頭を優しく撫でた。
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あっこ(プロフ) - 素敵なお話ありがとうございました。 これからもお話楽しみにしています。 (2019年5月8日 15時) (携帯から) (
レス) id: 95e960cf6b (このIDを非表示/違反報告)
リオ(プロフ) - いちはなさん» いちはなさん、リクエストありがとうございます。かしこまりました、少々お時間いただきますが、しばらくお待ちください。 (2019年5月8日 10時) (レス) id: fe0c652e28 (このIDを非表示/違反報告)
リオ(プロフ) - あっこさん» あっこさんリクエストありがとうございます。かしこまりました、少々お時間いただきますが、しばらくお待ちください。 (2019年4月14日 15時) (レス) id: fe0c652e28 (このIDを非表示/違反報告)
リオ(プロフ) - CUROさん» CUROさんリクエストありがとうございます。付き合ってみた、と結婚してみたのどちらがご希望でしょうか？ (2019年4月14日 15時) (レス) id: fe0c652e28 (このIDを非表示/違反報告)
あっこ(プロフ) - いつも楽しくお話読ませて頂いてます。三代目の岩田剛典さんとBTSのSUGAさんの結婚してみたのお話は書けますでしょうか？よろしくお願いします。これからもお話楽しみにしています。 (2019年4月14日 14時) (携帯から) (レス) id: 95e960cf6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リオ | 作成日時：2019年2月12日 9時
