平野の紫耀くん ページ47
King & Princeの平野紫耀君とバラエティー番組でご一緒することになったから、挨拶しようと彼の楽屋を訪れた。
ドアをノックすると中から
「はーい」
とハスキーな声が聞こえたので、遠慮なくドアを開ける。
「こんにちはー」
「あー、A!」
ひらひらと手を振ると、紫耀君が雑誌の表紙みたいなキラキラの笑顔で出迎えてくれた。
「どうしたの?」
「次一緒でしょ? だから挨拶しに来た」
「そっかー」
「じゃあ収録よろしくね」
「え、もう帰るの?」
すぐ自分の楽屋に戻るつもりだったから、さらっと挨拶してそのままドアを閉めようとすると、紫耀君が私の手を取って引き留めた。
「もうちょっとゆっくりしていきなよ」
「いやいや、紫耀君忙しいから私いたら邪魔でしょ?」
「全然邪魔じゃないから」
紫耀君に手を引かれたまま楽屋の中に入り、椅子に座るように促される。
これは楽屋に戻れそうにないな、と諦めて素直に座ると、満足そうに隣に紫耀君が座った。
「Aに会うの久しぶり」
「ね、久しぶり」
「忙しそうだね」
「それは紫耀君がでしょ?」
「んー、そうでもないけど。あ、そうだ、この前勝利と遊んだんでしょ?」
「あぁ、去年だけどね。なんで知ってるの?」
「勝利に聞いた。Aにプレゼントしてもらったって、新しいジャケット着てた」
「誕生日プレゼントで買ったの。勝利着てくれてるんだ」
まぁ選んだのは勝利自身だから、気に入ってないわけないと思うんだけど。
私お金払っただけだし。
でもプレゼントした物を着てくれてるのはやっぱり嬉しい。
「いいなぁ、勝利」
「ん? あぁ、紫耀君も今度遊ぶ? 誕生日今月でしょ?」
勝利にプレゼントあげたのに、紫耀君にあげないのはさすがにね。
今、この場の話題にもなっちゃったし。
「それもそうだけど」
「けど?」
「同い年なのに、俺は紫耀君でなんで勝利は呼び捨て?」
ちょっと拗ねたような表情で私を見る紫耀君。
え、それ? そこ羨ましがるところ?
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リオ(プロフ) - (名前)さん» (名前)さん、リクエストありがとうございます。かしこまりました、しばらくお待ちください。 (2019年1月8日 16時) (レス) id: fe0c652e28 (このIDを非表示/違反報告)
リオ(プロフ) - なつたんさん» なつたんさん、リクエストありがとうございます。かしこまりました、しばらくお待ちください。 (2019年1月8日 16時) (レス) id: fe0c652e28 (このIDを非表示/違反報告)
リオ(プロフ) - かみゅーさん» かみゅーさん、リクエストありがとうございます。かしこまりました、しばらくお待ちください。 (2019年1月8日 16時) (レス) id: fe0c652e28 (このIDを非表示/違反報告)
リオ(プロフ) - 水波さん» 水波さん、リクエストありがとうございます。かしこまりました、しばらくお待ちください。 (2019年1月8日 16時) (レス) id: fe0c652e28 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - リクエストでyoshikiさん とgacktさん との絡みが見たいです! (2019年1月8日 2時) (レス) id: f7acedf043 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リオ | 作成日時:2018年12月18日 15時