職業：女優４

環奈ちゃん ページ42

「環奈ちゃーん！！」


「Aさーん！！」



今日は環奈ちゃんとスタジオが同じ。
お互いにお互いを見つけた瞬間、人目も気にせずに抱き合う。
あぁ、なんて可愛いんだ！！



「本当に仲良いね」



私達を見たスタッフさんも、ニコニコ笑って見るだけで今更驚きません。
だっていつもの事だから(笑)



「そりゃもう、環奈ちゃんの事愛してますから」


「私の方が愛してます！」


「環奈ちゃん好き、結婚して」


「喜んで！」



皆さん聞きました？
１０００年に１度の美少女がニコニコ笑って結婚してくれるって！



「あー、環奈ちゃん可愛い。癒される」


「最近会えてなかったですよね、寂しかったです」


「私もだよー」



１番会っていた時は３日と空けずに遊んだりお泊まりしていたのに、最近は少し空いてしまっていた。
もちろんお互い仕事で都合が合わなかったのもあるんだけど。



「Aさん、いろいろ忙しかったですんもんね(笑)」


「……まぁ、ね」



いろんな人からお誘いいただいて、飲みに行ったり遊びに行ったりしていた。
環奈ちゃんの都合がいい日は私が先に予定が入ってて、私の都合がいい日は環奈ちゃんが無理だった。
環奈ちゃんとの約束がダメになって、代わりに帝一メンバーがうちに来たのは記憶に新しい。



「大変そうでしたね、帝一メンバー」


「あれね、むさ苦しかった」



男６人も家に来て、飲んで騒いで最後寝落ち。
次の日も朝から６人を起こすの大変だった。
それを思い出してから環奈ちゃんを見ると、いつも以上に天使。



「あー、もう環奈ちゃん可愛い」


「Aさんの方が可愛いです」


「ね、今日環奈ちゃんの家泊まりに行っていい？」


「もちろんですよ！」


「ありがとー！ よし、今から宣言しとこ」

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