顔だけ？ ページ20
＊『赤い糸のその先は』の撮影中のお話です。
映画の撮影現場。
今回の共演者はイケメンばっかりで、どこを見てもキラキラしてる。
みんなカッコいいなぁ、なんてぼーっと眺めていたら声をかけられた。
「何してるの？」
「ん？ ぼーっとしてただけ」
「そう？ 疲れた？」
「そんなことないよー」
優しく笑う雄大君。
７歳も年上なんだよ？ 見えないよね、可愛い。
「雄大君ってさ」
「うん？」
「可愛いよね、ホント」
「ありがとう(笑)」
昔別の映画で共演したけど、その頃から変わらず可愛い。
「なのに演技してるときすっごくカッコいいとか卑怯。今回の藤崎先生やばいよ」
「なに、急にどうしたの？(笑)」
「思ったことを口にしただけだよ」
「それなら純粋に嬉しいな」
雄大君とのんびりと話していると、目の前からもう見慣れた彫刻顔がやってくる。
「２人とも何してるの？」
「あ、亮ちゃん」
「Aに褒められてた」
「え、何それ」
「雄大君ってすごく可愛いのに、演技してるときカッコいいから」
「まぁ確かにそうだけど。ねぇA、俺は？」
「亮ちゃん？ 亮ちゃんもカッコいいよ」
「それだけ？」
「うん」
「それじゃ吉沢さん顔だけみたい(笑)」
「うん、顔だけ」
「……Aに言われると結構ショック」
もうわかりやすいくらい落ち込む亮ちゃん。
そんなわけないじゃない。
亮ちゃんの手をぎゅっと握って
「うそうそ(笑) 亮ちゃんが顔だけなわけないじゃん。演技してる時も素敵だよ」
って笑ってみた。
「……知ってたけどさ、Aってずるいね」
「……ばーちーさん、わかってくれる？」
「吉沢さん、お疲れ」
亮ちゃんの肩に手を置いて、雄大君は去って行った。
「亮ちゃん？」
「……Aは気にしなくていいよ」
「そう？ あ、今日亮ちゃんの家行っていい？」
「別にいいけど……この状況でそれ言う？」
「え、ダメ？」
「ダメじゃないけど」
「さすが亮ちゃん。ありがとう、大好き♡」
ぎゅって抱きついてお礼を言ったら、亮ちゃんは溜息をついて
「……勘弁してよ」
と言った。
それを離れたところから見ていた雄大君。
亮ちゃんを憐れんだ目で見ていたことは私達は知らない話(笑)
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なーさん(プロフ) - リクエストです。アオハルTVとぐるナイ出演が見たいです。 (2019年3月5日 15時) (
レス) id: 9a29600662 (このIDを非表示/違反報告)
リオ(プロフ) - 寧音さん» 寧音さん、ご報告ありがとうございます。こちらも確認させていただきます。 (2018年10月17日 20時) (レス) id: 17091ee08c (このIDを非表示/違反報告)
寧音(プロフ) - なぜか名前が反映されず、人１のままになってしまいます。私側の故障なのか分からないので一応報告させていただきました。 (2018年10月17日 16時) (レス) id: d9ed61c0ad (このIDを非表示/違反報告)
リオ(プロフ) - ユーロさん» かしこまりました、しばらくお待ちください。 (2018年10月17日 9時) (レス) id: 17091ee08c (このIDを非表示/違反報告)
リオ(プロフ) - LINAさん» 修正しました。ご指摘ありがとうございます。 (2018年10月17日 9時) (レス) id: 17091ee08c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リオ | 作成日時：2018年10月9日 9時
