５５話 ページ15
教会に来てから一週間
まったり子供達と遊んだり、のんびり過ごす日々……ではなく
フ「A、スピード落ちてるよ！走り出して一周目でへばるな！」
貴「はいぃっ！」
体力強化の毎日だ
事の発端は六日前の朝食の時だった
貴「追われてる？レイとコウが？」
予想外の言葉
食べようとしたトマトが、フォークからサラダの上にポトンと落ちた
慌ててそれを口に運ぶと、コウが頷いた
コ「まだ追ってきてるかは分からないけど、俺達は逃げ出してきたから絶対に誰か来るはずだ」
同じようにサラダを口に運ぼうとしていたコウが言った
フ「それでお前達はどうなるんだ？」
ファルさんがフォークを置いて訊ねた
レ「コウは分からないけど、俺は捕まえられるだろうな。でも、ファルが思ってる様な事は起きないと思うから安心してくれ」
ニンジンを皿の端に寄せていたレイが答えた
私はスクランブルエッグを飲み込んでから質問する
貴「どうやって追っ手から逃げるんです？」
レ「一度話してみて無理だったらあっちの要求に従う」
ファルさんのパンをちぎる手が止まった
フ「その後、お前達はどうなるんだよ」
スープを飲んでいたコウが匙を置いて答えた
コ「レイは跡継ぎとして家に帰されるだろうな。俺は……親の所に追いやられるだろうけど、またすぐ逃げ出してやるからA達に会う前に戻るだけだ」
フ「……」
私もファルさんも何も言わなかった
驚きが無かったのは、どこかで理解していたからだろう
でも、今はそんな事よりも……
貴「どうして簡単に諦めるんですか。レイは仕事が嫌で逃げたんでしょう？コウだって一人は嫌だって！なんでそんな、簡単に……」
フ「あたしらがいるから、だろ？」
レ・コ「……」
え？
フ「お前達のことだから、あたし達に危ない目に遭ってほしくないとかだろ」
レ「……俺達は訓練をこなしてきた暗殺者だけど、Aもファルも一般人だ。それに、うちはほとんどが優秀な人材。戦って勝つ見込みは無い」
レイの言葉にコウも頷く
守ろうとしてくれるのはありがたい
だけど、なんだろう
どことなくムカムカする
レ「とにかく、そういうことだから二人とも気をつけ……」
バキィッ！
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栗狐(プロフ) - フォローありがとー(*´-｀*)ゞございましたです(*^-^*)いまからフォローしてきます(ﾟ∀ﾟ*)(*ﾟ∀ﾟ) (2018年7月16日 13時) (
レス) id: d357ac031b (このIDを非表示/違反報告)
笹乃葉(プロフ) - 栗狐さん» うわぁぁぁぁぁぁありがとうございます！！！！失礼ですがフォローさせていただきました！！！楽しみにしてます！！！！！ (2018年7月16日 13時) (レス) id: f7209ee17f (このIDを非表示/違反報告)
栗狐(プロフ) - 大丈夫ですよー(´▽｀)気に入っていただけてよかったです！これからもちょこちょこ投稿するのでよろしくお願いいたします(っ´▽｀)っ (2018年7月16日 13時) (レス) id: d357ac031b (このIDを非表示/違反報告)
笹乃葉(プロフ) - 栗狐さん» 昨日疲れてそのまま寝てしまったので今見ました！！素晴らしすぎか……！？皆かっこよすぎですかもうありがとうございます！！！！！URLこっちに貼って大丈夫だったりしますでしょうか！？ (2018年7月16日 13時) (レス) id: 00d128c491 (このIDを非表示/違反報告)
栗狐(プロフ) - そのあとも制服姿等、学パロイラストも混ぜていきたいと思います！(*^-^*)よろしくお願いいたします(ﾟ∀ﾟ*)(*ﾟ∀ﾟ) (2018年7月16日 8時) (レス) id: d357ac031b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：笹乃葉 | 作成日時：2016年3月26日 17時
