【d!】天と地の吸血鬼Ⅱ (ページ23)

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70話ページ23

tn｢あれ、エミさんと大先生は？｣

gr｢ある裏オークションが行われていた場所に向かわせた。情報によると、そこでAがオークションに出されていたらしい｣

tn｢なるほどなぁ...｣

グルッぺン達はロボロが見つけた地図の場所に走って向かう

zm｢それにしてもえらい遠いなぁ...ホンマにあっちなんか？｣

rb｢おん。そうや｣

ci｢でも、ほんまかどうか行ってみないと分からんし...｣

そう言っているうちに目的地に着いた

ht｢気味が悪いね...｣

tn｢開いとる...行くで｣

扉を開け屋敷の中へ入る

屋敷の中は暗く肌寒い

shp｢ここにコネシマさん達来たんですかね｣

辺りを歩きながら見渡すが人がいる気配は1つも無い

歩いていくと2つの別れた廊下があった

tn｢大先生居れば匂いで1発なんやけどなぁ...俺はこっちに行くわ｣

グルッぺン、トントン、オスマンは左側に

ゾム、ショッピ、チーノ、ひとらん、ロボロは反対側に行くことにした

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左側side

tn｢それにしても広いなここ｣

os｢屋敷だからねぇ｣

話しながら歩いていると少しだけAの匂いがした

gr｢Aが近くにいる...｣

tn｢なんやって？｣

Aがいると聞き3人は走り出す

少し明かりのついた部屋を開ける

tn｢なっ...なんやこれ...｣

3人が目にしたのは沢山の棺桶だった

中には女性が入っていた

gr｢なるほど、こうやって気に入った人間をオークションなどで買い保管しているわけか｣

os｢ん？...あの棺桶からAの匂いがする｣

匂いのする棺桶に向かうと棺桶の中ですやすやと眠っているAがいた

gr｢A！起きろ｣

tn｢A。助けに来たで｣

Aの体を揺らすが起きない

tn｢A！A！！｣

『....んん...』

目を擦りAは目を覚ました

os｢A。ここから逃げるで｣

そう言いオスマンはAの手を引くがAは動こうとしない

tn｢どないしたんやA｣

『.....』

Aは無言で下をずっと向いたままだった。すると、後ろから誰かの声が聞こえてきた

hp｢ダメだよ？俺の物に触るなんて...｣

gr｢誰だ｣

両目が前髪で隠れた吸血鬼がグルッぺン達の元へ来た

os｢Aに何したんや｣

hp｢教えなーい。おいで、A｣

そう言い手を広げるとAはヒプノの元へ走る

グルッペン達を無視して...