【d!】天と地の吸血鬼Ⅱ (ページ15)

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62話ページ15

ＮＯ視点

hp｢夜中こっそり鍵を閉めておくこと｣

｢了解致しました｣

ヒプノはそう言うと椅子に腰掛けた

？『....』

hp｢いい所に来たな。あの人間を売った奴から聞いたんだが...収容所の管理人...眼鏡男を怪我をさせて無理矢理人間を奪ったらしい｣

？『っ！？その、眼鏡男って...トントン？』

hp｢それは知らん｣

ヒプノは男に指を指し言った

hp｢それをあの収容所の管理人の仲間が知ったらここを嗅ぎつけられる。俺は収容所の管理人達とは少々不仲でな...怪我をして倒れているその眼鏡男をここに連れてきて欲しい｣

？『な、何故...ですか』

男はそう言うとヒプノは首を切るかのように親指を動かし言った

hp｢証拠隠滅だ。この世に存在しないよう殺す｣

？『っ！？そんな...僕は！！』

hp｢早く行ってこい。また、あの管理人達と話したりすると...分かってるよな｣

男は喉を触りながら冷や汗をかく

？『は、はい...分かってます』

男は黒いマントを羽織りフードを被った

｢鍵をかけておきました｣

hp｢ありがとう。で？今日の食事は誰なんだい？｣

｢お部屋にいます｣

執事はそう言いヒプノをある部屋へ案内させた

ある部屋の椅子に座っているのは人間だった

hp｢うむ...ありがとう｣

ヒプノは人間に近づくと人間は体をガクガクと震えさせる

｢い、嫌だ...来ないでくれっ！｣

hp｢なんか不味そうだなぁ...まぁいいや。いただきまーす｣

そう言い人間の首元に牙を立てる

ブツっと皮膚を破り傷口から出てきた血をコクコクと飲む

hp｢わっ！！｣

ヒプノはいきなり人間の首元から離れる

｢どうされましたヒプノ様っ｣

hp｢不味...不味い！！こいつ不味い！｣

大声で人間に指をさしながら言う

hp｢処分して！今すぐ！！｣

｢かしこまりましたヒプノ様｣

執事は人間を持ち上げると今とは全然違う部屋に連れて行かれる

｢嫌だ｣と人間は泣き叫ぶがヒプノは聞く耳も持たなかった

hp｢1回Aの血を少し飲んでみたいなぁ...｣

椅子に座り込み足を組む

hp｢あの目、あの目が可愛い...俺のものにしたい...死なない程度に血を貪りたい！！｣

ヒプノは舌なめずりをする

hp｢はぁ...早く君の血を飲むのが待ち遠しいよ...A｣