6話 ページ8
『....』
毎日窓の外を眺めては大きく息を吐く
これをため息...というのか...
《もっと強なってから殺りに行かななぁ？》
あの時言われた言葉を思い出すだけでイライラする
すると、コンコンと部屋の扉の方からノック音が聞こえてきた。どうせここの幹部の奴らだろ...開けたくない
しばらく開けずに待っていると扉をガチャガチャとし始めた
壊れる壊れる...なんだよもう...
？｢助けてぇー！開けてぇ！！｣
帰ってくださーい...って言いたいけど声出ねぇんだったわ僕
ガチャガチャガチャガチャ....
僕はイライラが増し扉を開けた
？｢ごめん匿ってくれや！！｣
『.....(は？)』
扉をガチャガチャしていたであろう男が部屋に入る
うんともすんとも言ってないのに人の部屋入ったぞコイツ...
？｢いやぁ...助かったわぁ。仕事サボっとったらとんちにバレてよ...必死に隠れる場所探しとってん｣
だからと言って何で僕の部屋なんだよ...他にあるだろ
？｢そういや君、誰...まさか、会議ん時の子？｣
気づくのが遅すぎる...
この幹部に入り総統のグルッぺンっていう奴に(強制的に)会議室に連れられみんなの前で紹介された。
あの総統プライバシーってものが知らないのか...
ut｢俺、鬱っていうねん。鬱先生とか大先生とかみんなから呼ばれとるから好きな呼び方で呼んでな｣
呼べません。知りません
ut｢...？どしたん...何で何も喋らんの？｣
声が出ないからです
鬱は僕が何も喋らないのが不思議に思ったのか｢おーい｣と手を振ったり頭をポンポンと軽く叩いたりする
うぜぇ...やめろ
ut｢おーい...って、ん？えっ？｣
鬱の腕を掴み机のある場所に立たせる
ut｢えと...頭叩いたの...怒ってる？？｣
メモ用紙を出し万年筆で文字を書く
声が出ないんなら自分で考え、行動する。今までそうやってきた
書き終わると万年筆を直しメモ用紙を鬱の顔に貼り付けた
ut｢だっ...何やねん。えーっと？...《僕は声が出ない。》....って、は？｣
鬱は驚いた顔で僕の顔を見た
これで分かったか
ut｢冗談よしやw声が出ぇへんってそんなこと無いやろw｣
どうやら信じて貰えないようだ...まぁそうだろうな。うん。知ってた
僕は扉の方へ鬱を連れてくと扉を開け蹴り飛ばした
ut｢は！？えっ！ちょ！！まっ....｣
僕は扉を閉め鍵をかけた
その とんちっていう奴に説教されてろ
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名無しという名のラムネ(プロフ) - ひまりさん» 返事遅くなり申し訳ありません💦ありがとうございます！！励みになりました！更新が遅くなりますが読んでくださってありがとうございます！！ (2021年10月24日 22時) (
レス) id: a27fd59e7c (このIDを非表示/違反報告)
ひまり(プロフ) - めっちゃ展開おもしろいですね！これからも頑張ってください！ (2021年10月7日 3時) (レス) @page11 id: 6ddea9697a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無しという名のラムネ | 作成日時：2021年8月19日 12時
