2話 ページ4
え？？どうして？？
信じられない...尊敬していた先輩が...！？
先輩は笑うと受話器を元の場所に戻し手を腰に当てる
『(早く伝えないと)』
部屋を出ようとしたその時
『！？』
扉が閉められ部屋から出られなくなってしまった
後ろから人の気配がし後ろを振り向くと
｢どうしたんや？A｣
先輩がいた
｢こんな遅くどないしたんや？なんかあったんか？｣
先輩はいつものように優しく問いかけるがさっきの話を聞いてしまったので何されるのか怖くて怯えることしかできない
｢もしかして....さっきの話.....聞いてたんか？｣
『〜...』
こんな先輩の顔見たことない...
｢まぁ、聞いてたとしても話すことすらできへんもんな。お前は何も聞いていない...分かったか？｣
そう言い頭をポンとされる
その日、僕は眠れなかった
何でこんな時に...声が出ないんだ
首を押したりして無理矢理声を出そうとするが無理だった
逆に苦しくなって涙が出る
くそ...くそ....
僕は何もできない....
ただの無口な軍人だ
｢戦争まで残り少ない！これから厳しい訓練だ！｣
厳しい訓練が始まり1週間
先輩の顔も全く見れない
明日この国を守るために戦争へ向かうのに先輩のことが気になり訓練に集中できない
そして、あっという間に明日になった
『...』
「頑張ろうなA」
そう先輩に言われる
先輩の目は笑っていなかった
『っ...』
僕が声を出せていたら...先輩が企んでいる事を阻止できていたかもしれないのに
銃などを持ち何もない平地をただひたすら歩く
敵はいつどう動くか分からない
それを警戒しつつ動く
「...」
真面目な顔をしている先輩だが先輩も何をするのか分からないためその先輩を見ながらも敵に警戒する
軍1「全然敵いないですね...」
軍2「もう俺たちの恐ろしさに引き返したんじゃないか？」
そう仲間達は笑うが先輩は一つも笑顔を見せなかった
「いや、それはちゃうと思うでお前ら」
先輩はそう言うとニカッと歯を見せ笑い僕らに銃を向ける
「敵はおる。俺の目の前にな」
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名無しという名のラムネ(プロフ) - ひまりさん» 返事遅くなり申し訳ありません💦ありがとうございます！！励みになりました！更新が遅くなりますが読んでくださってありがとうございます！！ (2021年10月24日 22時) (
レス) id: a27fd59e7c (このIDを非表示/違反報告)
ひまり(プロフ) - めっちゃ展開おもしろいですね！これからも頑張ってください！ (2021年10月7日 3時) (レス) @page11 id: 6ddea9697a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無しという名のラムネ | 作成日時：2021年8月19日 12時
